FIBAアジアカップ2025バスケ日本代表、最大10点差からの逆転劇で快勝スタート 豪州は韓国を圧倒
【©️日本バスケットボール協会】
バスケットボール男子日本代表が、FIBAアジアカップ2025の開幕戦で実力を示した。8月6日にサウジアラビア・ジッダで行われたグループBの初戦、日本はシリアを相手に第2クォーターに最大10点のビハインドを背負いながらも、後半に流れを奪い返し、最終的には99-68と31点差で圧勝した。
▪️ホーキンソンがダブルダブル、富永&吉井も続く
試合の主導権を完全に握ったのは後半からだった。ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)が攻守に存在感を放ち、26得点13リバウンドのダブルダブル。富永啓生(レバンガ北海道)が鋭いアウトサイドシュートで18得点、吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)もインサイドで力強く17得点をマークした。
トム・ホーバスHCの下、若手と主力がかみ合った日本代表は、グループBで堂々の首位発進。次戦に向けて上々の仕上がりを見せた。
▪️豪州が韓国を寄せつけず大勝 レバノンは接戦制す
一方のグループAでは、世界ランキング7位のオーストラリアが、53位の韓国に対して終始リードを保つ盤石の試合運び。97-61と格の違いを見せつけた。ケアンズ・タイパンズ(NBL)のジャック・マクベイが5本の3ポイントを含む20得点でけん引した。
同グループのもう1試合では、レバノン(29位)がカタール(87位)との接戦を制し84-80で白星スタート。Bリーグ勢の活躍も光り、秋田ノーザンハピネッツのアリ・メザーがチーム最多の5アシスト、仙台89ERSのセルジオ・エル・ダーウィッチも8得点6リバウンドを記録した。
▪️イランも快勝、グアムのサイモン拓海が奮闘
日本と同じグループBでは、イラン(28位)がグアム(88位)を77-52で一蹴。
Bリーグ・ベルテックス静岡のサイモン拓海は先発出場し、31分間で9得点5リバウンドと奮闘したが、力及ばなかった。
【8月6日 試合結果】
<グループA>
オーストラリア 97-61 韓国
カタール 80-84 レバノン
<グループB>
日本 99-68 シリア
グアム 52-77 イラン
【グループ順位(8月6日時点)】
<グループA>
1位:オーストラリア(1勝0敗/+36)
2位:レバノン(1勝0敗/+4)
3位:カタール(0勝1敗/-4)
4位:韓国(0勝1敗/-36)
<グループB>
1位:日本(1勝0敗/+31)
2位:イラン(1勝0敗/+25)
3位:グアム(0勝1敗/-25)
4位:シリア(0勝1敗/-31)
【8月7日 試合予定(日本時間)】
17:00~ インド vs 中国
20:00~ イラク vs チャイニーズ・タイペイ
24:00~ フィリピン vs ニュージーランド
27:00~ サウジアラビア vs ヨルダン