MLBドジャース大谷翔平選手、脚のけいれんで緊急降板 2失点で4回途中にマウンド退く 打撃も無安打で苦戦
【©️Los Angeles Dodgers,】
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(31)が、敵地で行われたレッズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場したが、4回途中2失点で降板。原因は脚のけいれんと球団から発表された。復帰後初めて4回に突入したものの、アクシデントによる緊急降板となった。
打者としても5打数無安打と精彩を欠き、チームも2―5で敗戦。
3連戦スイープはならなかった。
■投手としての復帰後最長登板も…アクシデントで降板
初回から立ち上がりに苦しんだ大谷は、先頭打者に二塁打を許すと、1死二塁からデラクルスに中前適時打を浴びて先制点を献上。その後は2、3回を無失点に抑えたが、4回に異変が起きた。
先頭打者マルテを三塁内野安打で出塁させると、続くスティーブンソンの打席で2球連続の暴投。さらには四球を与え、無死一、三塁の場面でロバーツ監督がマウンドに向かい、交代を告げた。球団は直後、「降板の理由は脚のけいれん」と発表している。
■打者としても不振続く・・・2戦連続ノーヒット
大谷は打者として出場を続けたが、この日も結果を残すことはできなかった。
初回は一ゴロ、4回は二ゴロ、6回は見逃し三振。8回は三邪飛に倒れ、9回2死二塁の最終打席でも中堅へのライナーを放ったが、相手中堅手の好守に阻まれた。
これで2試合連続ノーヒット。
今季7度目の「投打同時出場」となったが、苦い内容に終わった。
■守備の乱れと不運が重なり、勝負を分けた終盤
試合は2―2の同点で迎えた8回、ドジャースは中継ぎのシーハンが2四球を与えてピンチを招くと、スティアに中越えの勝ち越し三塁打を浴びた。中堅・アウトマンがフェンス際で捕球しかけたが、グラブからこぼれ落ち、二者の生還を許す。さらに、直前には左翼・パヘスもフェンス際の打球をグラブに収めきれず、不運な守備が連続した。
後を継いだトライネンも適時打を許し、この回だけで3失点。ドジャースはそのまま敗れ、3連勝でのスイープは叶わなかった。
■次回登板に影響は?注目集まるコンディション
脚のけいれんによる降板とはいえ、大谷の体調や次回登板への影響は不透明なまま。試合後の球団や本人のコメントが待たれる状況だ。打撃でも不振が続く中、8月を前に、再び状態を立て直せるか!?