【K-1】王者・寺田匠選手が圧巻の初回KO劇 “武尊の継承者”が強烈アピール「俺しかいない」
2025.7.13
【©️K-1】
K-1福岡大会「K-1 WORLD GP 2025 JAPAN~福岡大会~」が7月13日、マリンメッセ福岡B館で開催され、フェザー級王者・寺田匠(24=team VASILEUS)がスーパーファイト(-59kg契約/3分3R・延長1R)に出場。ギリシャの新鋭アンゲロス・カポニス(19)をわずか1ラウンド1分58秒、衝撃のKOで下した。
寺田は、身長で10センチ上回るカポニスを怯むことなく前に出て圧力をかけると、コーナーへ追い詰めたタイミングで鋭い左ボディを2発、さらに右フックで顔面を捉え、相手を完全に沈めた。カポニスは腰から崩れ落ち、レフェリーがすぐさま間に入って試合を止めた。
試合後、寺田はマイクを手にし、試合順に対する思いを率直に語った。
「僕、現チャンピオンで、この第11試合という前半での登場には正直納得いかない部分もあります。でも、今日でしっかり実力は示せたと思います」
さらに、「相手もいないし、スーパーフェザー(-60kg)のレミー・パラ、俺しか勝てるやついないと思うので、K-1お願いします」と、1階級上の王者レミー・パラへの挑戦を表明。団体の枠を超えた闘志と覚悟をアピールした。
K-1フェザー級は、かつて“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”武尊が長期政権を築いた階級でもあり、その系譜を継ぐ新時代の主役として寺田の存在感は日に日に増している。現在24歳、勢いに乗る若き王者は、さらなる高みを見据え、次なる戦いの場を直訴した