菅野智之投手、粘投で7勝目 原辰徳氏の前で力投 オリオールズ後半戦へ好材料

2025.7.11

【©️Baltimore Orioles】

オリオールズの菅野智之投手(34)が10日(日本時間11日)、本拠地で行われたメッツとのダブルヘッダー第2試合に先発登板し、6回4安打3失点の粘投で今季7勝目(5敗)を挙げた。防御率は4.44となり、前半戦を折り返した。

 

雨天中止により登板がスライドしたこの試合、初回は立ち上がりに苦しんだ。先頭打者から2連打を浴び、フアン・ソトの遊ゴロ、ピート・アロンソの犠牲フライで2点を先制された。しかし、2回に味方打線がジョーダン・ウェストバーグの2ランなどで逆転。その後も失点を重ねながらも要所を締め、4回には同点打を許したが、5回のピンチではアロンソを打ち取って踏みとどまった。

6回を投げ終えた時点で球数は99球。被安打4、与四球3、奪三振2という内容で、クオリティスタート(QS)は今季7度目。試合はその後もオリオールズ打線が得点を重ね、7対3で勝利した。

この日は、巨人時代の監督であり、叔父でもある原辰徳氏が現地観戦。恩師の前で粘りの投球を見せた形となった。

今季から海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャーに挑戦した菅野は、開幕から先発ローテーションを守り続けており、ここまでの18試合先発はチーム最多。投球回99回1/3はチーム2位と、投手陣の柱として存在感を示している。