大谷翔平選手が見せた走塁力 無安打でも2得点 MLB両リーグ最多86得点でチームを牽引

2025.7.4

 

【©️Los Angeles Dodgers,】

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が3日、本拠地で行われたホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で出場し、2打数無安打ながらも2四球で出塁し、いずれも得点を挙げる活躍を見せた。試合はドジャースが6―2で快勝し、連勝を4に伸ばした。

初回、大谷はフルカウントから四球を選び出塁。

続くフリーマンの右翼線を破る二塁打で、一気に本塁へ滑り込み先制点を記録した。3回にも同様にフルカウントから四球で出塁し、再びフリーマンの左翼線二塁打で生還した。

これにより、大谷は今季通算得点を86に伸ばし、両リーグで断トツのトップを走っている。現在のペースでシーズンを終えた場合、1930年のチャック・クライン(フィリーズ)が記録した158得点に並ぶ可能性がある。

昨季の自己最多得点は134で、両リーグ最多でもあったが、今季はこれを大きく上回る勢いだ。

この日の大谷は4回に見逃し三振、7回には二ゴロに倒れ、3試合ぶりに無安打に終わったが、打率は.284を維持した。打撃面では結果が出なかったものの、卓越した走塁判断と出塁能力で得点に貢献し、1番打者としての役割を全うした形だ。

試合はドジャースの先発・ダスティン・メイが5回まで完全投球の快投を見せ、8回途中4安打2失点で今季5勝目をマーク。

フリーマンは2安打3打点と打線を牽引し、ベッツは7回に21試合ぶりとなる10号ソロを放って試合を決定づけた。

大谷の出塁と得点が呼び水となり、主力打者陣が着実に得点を重ねたドジャース。攻守が噛み合い、盤石の戦いぶりで4連勝を飾った。