大谷翔平選手 先頭打者ホームランで今季29号!
2025.6.28
5戦4発と量産態勢、5年連続30号到達目前
【©️Los Angeles Dodgers, 】
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、日本時間6月28日、敵地カンザスシティで行われたロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で出場し、いきなり29号先頭打者ホームランを放った。これで5試合4発と驚異的なペースで本塁打を積み重ねており、節目の30号到達に王手をかけた。
試合開始直後の第1打席、初対戦となったロイヤルズ先発セス・キャメロンのチェンジアップを完璧に捉えると、打球は右翼スタンド奥、名物の噴水エリアへと着弾。打球速度110.4マイル(約177.7キロ)、飛距離429フィート(約130.8メートル)、打球角度35度という文句なしの一撃に、敵地スタンドからも驚きの声が上がった。
前日のロッキーズ戦では第4打席で28号ソロを記録。そこから2打席連続での本塁打となり、大谷のバットが再び火を吹いている。6月に入ってからは特に調子を上げており、ここまで月間10本塁打をマーク。例年“打者・大谷”が本領を発揮する6月らしく、今季もハイペースでの量産体制に突入した。
この日までの成績は、打率.291、29本塁打、53打点、11盗塁、OPS1.032。年間ペースでは、自己最多となる2023年の54本塁打を上回る56発に迫る勢いとなっている。
ホームラン王争いでも大谷が頭一つ抜けた。ナ・リーグ2位につけるエウヘニオ・スアレス(Dバックス)には4本差をつけ、ア・リーグのアーロン・ジャッジ(ヤンキース)をも1本リード。メジャー全体でもカル・ローリー(マリナーズ)に次ぐ単独2位に浮上した。