元「TOKIO」山口達也さん 信州で講演「人生をあきらめない」 TOKIOメンバーへの言及は控えめに
【山口達也さん公式『X』より画像】
21日、長野県千曲市の「信州の幸あんずホール」で山口達也さん(53)が講演会を行い、約500人の聴衆に向けて「人生をあきらめない」というテーマで語りかけた。
講演は当初70分を予定していたが、熱のこもった話ぶりにより約10分延長。予定されていた観客からの質疑応答は割愛された。講演中にはTOKIO時代の仲間に関する話題も一部触れられたが、山口さんは「今日はあまりTOKIOのメンバーの話はできないんだった」と控えめな姿勢を示した。
前日20日には、TOKIOの国分太一さん(50)が全ての活動を無期限で休止することが明らかになったばかり。
所属する株式会社TOKIOと日本テレビが連名で発表し、同局の福田博之社長は会見で「複数のコンプライアンス上の問題行為が確認された」と説明。ただし具体的な内容については「お答えできない」と繰り返した。
国分さんは同日、公式サイトを通じて謝罪コメントを発表。
「この度の件に関しまして、多くの皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と述べ、
「長年の活動において自覚の欠如や慢心があった」と反省の言葉をつづった。
関係者によれば、問題行為の中にはセクシュアル・ハラスメントとみられる行為も含まれていたという。
山口さん自身も2018年に不祥事によりTOKIOを脱退。以降はアルコール依存症の克服経験をもとにした講演や危機管理セミナーを各地で行い、自らの過去と向き合いながら社会との再接点を模索している。昨年11月には一般女性との再婚も発表しており、現在は更生の道を歩んでいる。
公演終了後には、参加者との写真撮影にも気さくに応じる姿が見られた。言葉少なながらも、聴衆に向けた真摯な姿勢が印象的な一日となった。