国分太一氏、重大なコンプライアンス違反で『鉄腕DASH』降板 日テレが複数の問題行為を認定し声明発表
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6月20日、日本テレビはTOKIOの国分太一氏(50)に関する正式声明を発表し、同氏の過去における複数のコンプライアンス上の問題行為が確認されたと明かした上で、長寿番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜・午後7時)からの降板を決定したことを報告した。
声明は「タレント国分太一氏の弊社番組降板に関するお知らせ」と題して公表され、「日本テレビは、国分太一氏について、過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認いたしました。これらの行為は当社の定める行動規範に明確に抵触するものであり、弊社番組への出演継続は適切でないと判断しました」と厳しい姿勢を示した。
この決定は、外部の弁護士を交えた第三者調査の結果を踏まえて下されたもので、同日開催された日本テレビホールディングスおよび日本テレビ放送網の臨時取締役会で正式承認されたという。日テレ側は国分氏本人にも降板決定を伝え、国分氏もこれを了承したと説明している。
一方で、問題行為の具体的な内容については「プライバシー等の観点から、現時点では公表を差し控える」としており、詳細は明かされていない。だが、関係者によると行為の性質は深刻で、すでに本人側から複数の番組に対して降板の申し入れが行われているという。
国分氏は、1994年の番組開始当初から『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演し、番組の顔として長年親しまれてきた存在だった。今回の降板決定は視聴者にも大きな衝撃を与えており、コンプライアンス重視を掲げる日テレの姿勢とあわせて、波紋が広がっている。
なお、番組自体は今後も継続予定で、日テレは「今後も再発防止に努め、視聴者の信頼に応えていきたい」としている。