大谷翔平選手、23日に今季2度目の先発登板へ 中5日で再びマウンドに

2025.6.19

©️Los Angeles Dodgers, 】

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(29)が、23日(日本時間)に本拠地で行われるワシントン・ナショナルズ戦で今季2度目の先発登板に臨むことが決まった。球団が18日のパドレス戦終了後、正式に発表した。

大谷は16日(同17日)のパドレス戦で「1番・投手」で出場し、投打の“二刀流”として今季初登板。2022年9月の登板を最後に右肘手術を経ていたため、実に663日ぶりのマウンド復帰だった。復帰戦では初回を28球で投げ、2安打1失点という内容。球速は平均159.4キロ(99.1マイル)、最速161.2キロ(100.2マイル)を計測し、手術後とは思えぬ剛速球で存在感を示した。

次回登板は中5日でのスケジュールとなる。ナショナルズとの3連戦には、ベテランのクレイトン・カーショーとダスティン・メイも先発予定。チームはローテーションに厚みを持たせつつ、大谷の慎重な起用を継続する構えだ。

復帰登板後、大谷は報道陣に対し「結果としては納得できる内容ではなかった」としながらも、「まずは無事にマウンドに戻れたことが前進」と語った。また、ライブBP(実戦形式の打撃練習)よりも本番を優先した意図については「チームの状況を踏まえた上で、実戦に出ることがプラスになると判断した」と述べている。

手術明けの投手として、早くも2度目の先発が決まった大谷。投打のバランスを取りながらシーズンを戦い抜く姿勢が、ドジャースの戦略と重なっている。