GLORY 100 ヴァーホーベンが連勝記録を伸ばし13度目の防衛成功

2025.6.15

【©️GLORY】

2025年6月15日、オランダ・ロッテルダムのアホイで開催された「GLORY 100」にて、世界トップクラスのキックボクシング選手たちが熱戦を繰り広げた。

 

メインイベントのGLORY世界ヘビー級タイトルマッチでは、王者リコ・ヴァーホーベン(オランダ)が挑戦者アルチョム・ヴァヒトフ(ロシア)を相手に安定した戦いを見せ、判定勝ちで13度目の王座防衛を果たした。これによりヴァーホーベンは連勝記録を23に伸ばし、その地位をさらに盤石なものにした。

ライトヘビー級のタイトル戦も注目を集めた。リトアニアのセルゲイ・マスロボイエフがモロッコの現王者タリク・カバベを4ラウンドでTKOし、新たなチャンピオンとして君臨。マスロボイエフの圧倒的なパフォーマンスが光った。

ミドル級タイトルマッチでは、スリナムのドノバン・ウィッセがガーナの挑戦者マイケル・ボアペアと接戦を繰り広げ、3-2の判定で勝利。これでウィッセは6度目の防衛に成功し、従来記録を更新した。

フェザー級では、タイのペットパノムルンがポルトガルのミゲール・トリンダーデに対し大差の判定勝利を収め、9度目の防衛に成功。彼の実力が改めて証明された。

さらに、ヘビー級トーナメント「Last Heavyweight Standing」の決勝進出者も決定。4つのワンナイトトーナメントで勝ち上がったタリク・オサロ(ナイジェリア)、ニコ・ホルタ(カーボベルデ/オランダ)、アニス・ボウジッド(モロッコ/ベルギー)、そして番狂わせのKO勝利を収めたモリー・クロマ(ギニア)が12月のグランドファイナル進出を決めた。