計量を無事通過、10秒間の緊張のフェイスオフ

▪️キックボクシング界の頂上決戦が、いよいよ幕を開ける!!

現地時間6月15日、オランダ・ロッテルダムのアホイ・アリーナで開催される『GLORY 100』にて、フェザー級（-65kg）王者ペットパノムルン・キャットムーカオ（タイ）が、挑戦者ミゲール・トリンダーデ（ポルトガル）と再び拳を交える。

前日14日に行われた公式計量では、王者ペットパノムルンが64.8kg、ミゲールがジャスト65kgでパス。両者ともに完璧なコンディションで登場し、計量後のフェイスオフでは約10秒にわたる鋭い睨み合いを展開。張りつめた空気のなか、決戦への覚悟がにじみ出た。

2人が初めて対峙したのは昨年12月。RISE主催のワンデートーナメント「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」の決勝戦だった。あの日、ペットパノムルンが判定勝ちを収め優勝を果たしたが、ミゲールにとってはリベンジのチャンスが今、再び訪れた。

 

キャリア223戦という驚異的な戦歴を誇り、179勝（うちKO多数）を積み上げてきたペットパノムルン。一方のミゲールも70戦63勝（28KO）と実力十分。今年3月にはRISEでYA-MANを相手に3度のダウンを奪いTKO勝ち。さらに過去には原口健飛やチャド・コリンズといった強豪を1Rで沈めるなど、その破壊力と勢いは本物だ。

王者の牙城を崩すのか、それとも“絶対王者”が貫録を見せつけるのか。