永尾まりや、6冊目の最新写真集で”東京”と”観光”を再定義
テーマはまさかの「オーバーツーリズム」
“まりやぎ”が挑む新時代のグラビア表現
永尾まりやが、7月17日に通算6冊目となる最新写真集『まりやぎツーリズム』(ワニブックス)をリリースすることが発表された。
▪️「海外ロケ至上主義」に一石を投じる
これまで“写真集といえば海外ロケ”という常識が根強く残るなか、永尾が今作の舞台に選んだのは、意外にも”東京”──しかも、「オーバーツーリズム」が問題視されるこの街をあえてフィーチャーしたのだ。
SNSと円安の影響で、東京の観光地はかつてないほど賑わいを見せている。スクランブル交差点では外国人観光客がカメラを構え、電車の中ではキャリーケースが通路を塞ぐ日常。住む人にとっては煩わしさもある一方で、それはつまり“東京の魅力が世界に通用している証”でもある。
「撮影映えする場所が数多く、交通網も発達し、食文化も豊か。写真集のロケ地として、東京ほど理にかなった都市はない」と、関係者は語る。
▪️“混沌”と“美”が同居する112ページの問題作
タイトルの『まりやぎツーリズム』が示す通り、本作は東京を訪れる観光客の目線と、永尾まりや自身の視点を重ね合わせた、“新しい日本の再発見”を試みる作品だ。
撮影地は、渋谷スクランブル交差点や昔ながらの銭湯、秋葉原のゲームセンターに加え、ホストクラブや“例のプール”、ラブホテル、ラブドール工場といった異色のスポットも登場。これらのロケーションが永尾のファッションセンスと融合し、“異世界感”すら漂う独自のグラビア世界を構築している。
撮影は藤原宏(Pygmy Company)が担当。美しくも混沌とした都市・東京を、刺激的かつ洗練された視点で切り取っている。
▪️永尾まりやが語る“東京愛”と写真集への思い
「10年以上グラビアを撮っていただいていますが、こんなに身近な場所に美しいスポットがあったことに驚きました」と語る永尾。「観光地とされる東京の風景が、ミスマッチではなく“より美しさを引き立てている”と感じ、写真集のテーマにすることを自ら提案しました」。
奇抜で個性的な衣装で挑んだ今作。東京に暮らす人々にとって見慣れた光景が、彼女の表現を通じて新たな魅力を放っている。
▪️観光地・東京を“グラビアの聖地”に
グラビアという日本特有の文化を、日本国内のみならず世界中の人に届けたい──そんな永尾の願いが込められた一冊。
近年の写真集は、単なる“美の切り取り”を超え、時代や社会に対するメッセージ性を帯び始めている。『まりやぎツーリズム』は、その象徴的な一冊といえるだろう。
▪️永尾まりや プロフィール
1994年3月10日生まれ。神奈川県出身。身長159cm。血液型O型。2009年に「AKB48 第六回研究生オーディション」に合格し、グループの9期生としてデビュー。2016年に卒業後は女優・モデルとして活動。2024年には、自身がプロデュースする女性アイドルグループ「かぷ♡ちゅーる」のデビューも実現。
▪️写真集情報
タイトル:永尾まりや写真集『まりやぎツーリズム』
撮影:藤原 宏(Pygmy Company)
発売日:2025年7月17日
仕様:A4判・並製/112ページ
価格:3,500円(税込)
発行元:ワニブックス
イベント:2025年7月21日(月・祝)に東京都内にて発売記念イベントを開催予定