ボクシング亀田京之介選手が7月ラスベガスで世界ランク1位ピカソと激突へ
2025.6.8
“あのパッキャオの舞台”で再起戦、「いい試合ができると思う」
プロボクシング界に新たな注目カードが浮上した。亀田3兄弟のいとこで、WBC世界フェザー級24位の亀田京之介(TMK)が、自身のYouTubeチャンネルを通じて、7月19日にアメリカ・ラスベガスでWBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)と対戦することを明らかにした。
亀田京之介選手にとっては、2月にメキシコで元世界2階級王者ルイス・ネリに7回TKOで敗れて以来の再起戦。
しかも今回の舞台は、世界が注目する“ラスベガスのリング”。
相手は無敗を誇るトップランカー、まさに真価が問われる一戦だ。
「スタイルや身長も似ていて、かみ合う試合になるんじゃないかと思っています。接近戦でも、距離を取られても、いい試合ができる気がします」
そう語る京之介の表情には、敗戦から立ち上がる覚悟と静かな闘志がにじんでいた。
さらに注目すべきは、その試合が組み込まれるビッグイベントの存在だ。同日のメインイベントでは、元世界6階級制覇王者で“フィリピンの英雄”マニー・パッキャオ(46)が、現WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米国)に挑戦する。2021年に引退を表明したパッキャオにとっては、まさにカムバック戦。そのアンダーカードとして、京之介の試合が実現するのだ。
動画に出演した亀田和毅もこのビッグチャンスに期待を寄せる。
「パッキャオのアンダーカードで試合ができるなんて、限られた選手しか経験できない舞台。京之介にとって、本当に大きなチャンスになると思います」とコメントを発表している。