▪️史上最年長での得票記録を更新、ジョーダンの記録を塗り替える快挙

【©️Los Angeles Lakers】

 

NBA2024−25シーズンのMVP（最優秀選手賞）に輝いたのは、

オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーだった。

5月21日（現地時間）に発表された投票結果では、

ギルジャス・アレクサンダーが1位票71票、

合計913ポイントを獲得し、圧巻の初受賞となった。

 

一方、NBA界の“キング”、ロサンゼルス・レイカーズの

レブロン・ジェームズもまた、歴史に名を刻んだ。

 

今シーズンのMVP投票で6位に入り、3シーズンぶりの得票。

40歳でのMVP投票入りは、これまでマイケル・ジョーダンが保持していた39歳での最年長記録を更新する快挙となった。

ジョーダンは2001−02シーズン、当時39歳でワシントン・ウィザーズの一員としてMVP投票13位にランクイン。その際の成績は、60試合出場で平均22.9得点、5.7リバウンド、5.2アシスト、1.4スティールを記録している。

これに対し、レブロンは今季70試合に出場し、平均24.4得点、7.8リバウンド、8.2アシスト、1.0スティールをマーク。フィールドゴール成功率は51.3％を誇り、22シーズン目ながら全盛期を思わせるパフォーマンスを見せた。

レブロンはルーキーだった2003−04シーズンにも、19歳という史上最年少でMVP投票にランクイン（9位）。今回の得票で“最年少”と“最年長”の両方の記録を手にしたことになる。

なお、レブロンは今季でNBA歴代最長タイの22シーズン目を終えた。来季もプレーすれば、23シーズン目となり、単独での最多出場シーズン記録を打ち立てることになる。前人未到の領域に挑み続ける男の、次なる一歩に注目が集まる。