皇治選手が修斗初参戦エキシビジョン・矢地祐介選手のスリーパーに高速タップも、能登半島支援を力強くアピール

2025.5.18

【皇治選手公式Instagramより画像】

 

5月18日、東京・ニューピアホールで開催された総合格闘技イベント「修斗」に、皇治(TEAM ONE)がエキシビションマッチで初参戦を果たした。試合では、住村竜市朗(TEAM ONE)との対戦中に矢地祐介(フリー)が乱入。背後からスリーパーホールドを極められた皇治は、無念のタップで敗れる展開となった。

 

▪️タイトル戦中止の緊急対応で皇治が登場

この日開催された「PROFESSIONAL SHOOTO 2025 Vol.3」では、本来、住村と墨吉涼太(誠流会館)による世界ウェルター級暫定王者決定戦が予定されていた。しかし、墨吉の負傷欠場によりメインイベントが急遽中止に。そこで、急きょ皇治が名乗りを上げ、代替カードとして「能登半島復興支援チャリティースペシャルEXマッチ」が実現した。

さらに皇治の呼びかけに応じ、矢地祐介も急遽参戦。結果的に、住村が皇治・矢地の2人を相手にした異例のエキシビションマッチが組まれる形となった。

 

▪️試合展開は予測不能 矢地の腕十字→皇治が乱入→スリーパーで決着

まずは住村と矢地の2分1本勝負でマッチアップ。両者とも一歩も引かぬ攻防を見せ、時間内に決着がつかずに終了した。

この結果に不満げだったのが皇治。ケージサイドから「極めないと!」「すべってるぞー」と声を飛ばし、試合後には「おもんないなー。もう1回やれ」と矢地に“延長戦”を要求。渋々応じた矢地は、再戦で疲労困憊の中ながらも見事に腕十字を極め、一本勝ちを収めた。

続いて皇治がケージイン。住村との対戦ではグラウンドで優位に立ち、バックを奪うなど攻勢を見せるも、そこへ矢地が突如「なんか気に食わねえなー」と乱入。無防備だった皇治の背後を取ってスリーパーホールドを仕掛けると、皇治はたまらず高速タップ。異例づくしのエキシビションマッチは思わぬ形で幕を閉じた。

 

▪️皇治「修斗のベルトが欲しい」 住村の王座戦実現も後押し

試合後、マイクを握った皇治は、能登半島の復興支援活動への協力を呼び掛けるとともに、修斗のベルト獲得への意欲をジョーク交じりにアピール。「相棒がDEEPとパンクラスのベルトを獲ってるから、次は修斗のベルトが欲しい」と語り、会場を沸かせた。

これに応えるように、主催の株式会社サステイン・坂本一弘代表は「このままでは終われない」とコメント。7月21日に後楽園ホールで行われる大会で、住村とソーキ(NASCER DO SOL)による世界ウェルター級暫定王者決定戦を組むことを発表した。