RISE新時代の幕開け 大崎一貴選手が世界5冠王をTKOで粉砕!
▪️打撃戦を制し、世界スーパーフライ級初代王者に輝く
【©️RISE】
5月11日、愛知・ポートメッセなごやで開催された立ち技格闘技イベント「RISE FireBall NAGOYA」。この日、注目の一戦となったRISE初代世界スーパーフライ級王座決定戦で、大崎一貴(28=OISHI GYM)が世界5冠王コーリー・ニコルソン(オーストラリア)を5回TKOで破り、見事王座に就いた。
両者ともに28歳。ムエタイをベースに5つの世界タイトルを保持するニコルソンと、国内外で活躍する大崎による一戦は、まさにハイレベルな技術の応酬となった。
序盤は、ニコルソンが王者の風格を見せる。鋭いローキックと組み際の肘打ちでプレッシャーをかけ、大崎を攻め立てる。しかし、大崎も慌てることなく、ジャブとミドルキックで距離を取りながら試合のリズムを構築。ボディ攻撃を織り交ぜることで、徐々に流れを引き寄せていった。
第3ラウンド、大崎がカウンターと連打で主導権を完全に掌握。顔面へのストレートを次々とヒットさせ、ニコルソンの動きに陰りが見え始める。続く第4ラウンドでは、ボディへの連打でダメージを蓄積させた大崎が、ガードの隙を突いて強烈な右ストレートをクリーンヒット。観客席からは大きなどよめきが起こった。
迎えた第5ラウンド、大崎は完全に試合を支配。手数と的確なパンチでニコルソンを追い込み、右の連打でコーナーに釘付けにすると、レフェリーが試合を止めた。文句なしのTKO勝利で、大崎はRISE世界スーパーフライ級初代王者の栄光をその手に掴んだ。
試合後、マイクを握った大崎は「世界一になれてうれしい。支えてくれた皆さん、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
世界の頂点に立ったこの勝利は、彼のキャリアにとって
新たなスタートラインでもある。
今後はさらにグローバルな舞台での活躍が期待される。
▪️大会/全試合結果
オープニングファイト
第1試合 フライ級(-51.5kg) 3分3回
○ 大久保祐(修徳会)
判定2-0
× 正木翔夢(OISHI GYM)
第2試合 -66kg契約 3分3回
△ ファクンド・グラマチョウ(サムライジム)
判定1-0
△ 久保田有哉(TARGET)
第3試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3回
○ 惺也(OISHI GYM)
KO・1回
× ハル・ミヤノイリ(ウエスレイ team BRTHAI)
▪️本戦
第1試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3回 延長1回
○ 近藤大晟(及川道場)
TKO・3回
× 和斗(大和ジム)
第2試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3回
○ 岩永勝亮(OISHI GYM)
KO・3回
× 一仁(真樹ジムAICHI)
第3試合 -72kg契約 3分3回
○ ジェット・MEIBUKAI(MEIBUKAI)
判定3-0
× 匡志YAMATO(大和ジム)
第4試合 ライト級(-63kg) 3分3回 延長1回
○ 高橋聖人(TRIANGLE)
TKO・3回
× 金ちゃん(KICK-BOXING K style)
第5試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3回 延長1回
○ 木村“ケルベロス”颯太(心将塾)
判定3-0
× 将太(KSS健生館)
第6試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3回 延長1回
○ 石川泰市(Ten Clover Gym)
判定3-0
× 青木洋輔(大和ジム)
第7試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3回 延長1回
○ 政所仁(魁塾)
判定2-1
× 数島大陸(及川道場)
第8試合 Superfight!! バンタム級(-55kg) 3分3回 延長1回
○ 大崎孔稀(OISHI GYM)
KO・2回
× 門口佳佑(EX ARES)
▪️セミファイナル・メインイベント
第9試合(セミファイナル)
RISE QUEEN ミニフライ級(-49kg) タイトルマッチ 3分5回 無制限延長回
○ 挑戦者 宮本芽依(KRAZY BEE/同級1位)
延長判定3-0
× 王者 小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)
第10試合(メインイベント)
初代RISE世界スーパーフライ級(-53kg)王座決定戦 3分5回 無制限延長回
○ 大崎一貴(OISHI GYM)
TKO・5回
× コーリー・ニコルソン(オーストラリア)