元極真王者ベイノア選手が北米デビュー戦で3度ダウンから逆転勝利!“UFC登竜門”LFAで最高試合賞も受賞!
【©️Legacy Fighting Alliance】
元極真空手&キックボクシング王者、“ブラックパンサー”ことベイノア(29)が、アメリカでとんでもない試合を見せた!
現地時間5月10日、カリフォルニア州サンタクルーズで開催された総合格闘技イベント「LFA(Legacy Fighting Alliance)」で、ベイノアがフェザー級マッチに登場。対戦相手はアメリカのハードパンチャー、コール・ラーレン。
試合は序盤から荒れた展開に。1Rで相手の強烈な打撃を受け、まさかの3度ダウン。誰もが敗北を覚悟した瞬間だったが──ここからベイノアが大逆襲!蹴り技を中心に反撃を開始し、3Rにはワンツーの一撃でラーレンをダウンさせ、最後はパウンドで試合を締めた。
結果は判定3-0。劇的な逆転劇に、現地ファンからも大歓声。さらにこの試合は、大会の「ファイト・オブ・ザ・ナイト(最高試合賞)」にも選ばれた。
▪️そもそも「LFA」って?
今回ベイノアが出場した「LFA」は、アメリカを中心に活動する総合格闘技団体。世界最高峰の「UFC」へ続く“登竜門”として知られ、これまでにもブランドン・モレノ(元UFCフライ級王者)やケビン・ホランドら、多くのUFCファイターを輩出してきた。
いわば、LFAで活躍すればUFCから声がかかる可能性が高く、世界の格闘技シーンを目指す選手にとっては「通らずにはいられない関門」とも言える存在だ。
そんな舞台で、ベイノアはしっかり爪痕を残したことになる。
▪️極真・RIZINを経て、北米での大躍進
ベイノアは極真空手の全国王者であり、キックボクシングでも二冠王という打撃のスペシャリスト。2021年からはRIZINを主戦場にMMA(総合格闘技)に挑戦し、戦績は3勝3敗。
2023年からは、元UFC王者ハビブ・ヌルマゴメドフらを輩出した超名門ジム「AKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)」に単身渡米し、本格的な修行に打ち込んできた。
その努力が、今回の劇的勝利という形で実を結んだわけだ。
試合後、ベイノアはSNSで「すべてのトレーニングはこの瞬間のためだった。あなた(対戦相手)がいたからベストを出せた」とコメント。対戦相手へのリスペクトを忘れず、心のこもった言葉を残した。