『KSW105』でエディー・ホールが伝説の怪力戦士マリウス・プッツナウスキーを30秒KO!

2025.4.27

【©︎ksw】

4月27日(日本時間)、ポーランドで開催された総合格闘技イベント『KSW105』のスーパーヘビー級マッチで、怪力世界一の称号を持つエディー・ホール(37歳、英国)が衝撃的なKO勝利を飾った。デッドリフト500kgの世界記録保持者であるホールは、体重150kgのメガトンパンチを放ち、わずか30秒で対戦相手の伝説的怪力戦士マリウス・プッツナウスキー(48歳、ポーランド)をノックアウトした。

【上記画像をタップするKSWの試合動画が閲覧できます】

「ビースト」の愛称で知られるホールは、身長188cm、最高体重197kgの巨体を誇り、2017年には『ワールド・ストロンゲストマン』大会で優勝。デッドリフト500kg(2016年~2020年の世界記録)や、ベンチプレス280kgの記録を持つ、まさに世界トップの怪力を誇る男だ。

一方、プッツナウスキーも『ワールド・ストロンゲストマン』に参加し、史上最多の5回制覇を達成した鉄人。2009年からMMAに挑戦し、キャリアで17勝12KOという華々しい実績を残した伝説の戦士だ。

前日の計量では、ホールが334ポンド(151.5kg)、プッツナウスキーが267ポンド(121kg)という体重を記録。両者合わせて合計270kg以上の超巨漢対決に、ファンの間では瞬殺KO決着の期待が高まっていた。

試合が開始されると、ホールは右ストレートでプッツナウスキーをグラつかせ、スタンドでの打撃を避けたプッツナウスキーはタックルで組みつこうとする。しかし、ホールはその力強さで相手を力任せに投げ飛ばし、倒れたプッツナウスキーに怒涛のパウンドを叩き込んだ。レフェリーが試合をストップした時点で、試合開始からわずか30秒。ホールはメガトンパンチで衝撃的なKO勝利を収めた。

ホールは過去に1対2の変則マッチでMMAを経験したことがあるが、純粋なルールでのMMAマッチは今回が初めてだった。37歳にして、恐るべきポテンシャルを見せつけた

▪️KSW(Konfrontacja Sztuk Walki)とは?

KSWは、ポーランドを拠点にした総合格闘技(MMA)団体で、2004年にワルシャワで創設。

KSWは、単なる格闘技イベントにとどまらず、観客に対して迫力満点の演出を提供することでも有名。その規模や演出の豪華さは、UFCに匹敵すると評価されており、

特にポーランド国内では圧倒的な人気を誇っている。

▪️KSWの特徴とイベント

KSWは、ワルシャワのスタジアムや大規模な会場で試合を開催し、数万人規模の観客を集めることが多い。特に注目されたのは、2017年に開催された「KSW 39: Colosseum」で、ポーランドのPGEナロドヴィで57,766人の観客を動員し、

ヨーロッパ最大のMMAイベントとして記録を打ち立てている。

また、KSWは「KSW Epic」などの特別大会も開催し、MMAだけでなくボクシングやキックボクシングなど、さまざまな競技を取り入れている。

2024年には、MMAのレジェンドであるマメド・ハリドフとボクシングの元世界王者トマシュ・アダメクとの対戦が実現し、話題を集めた。

KSWは、ポーランド国内だけでなく、国外でも積極的に展開。

2021年には、ストリーミングサービス「Viaplay」との契約を結び、

スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダ、イギリスなどで

KSWの試合が視聴できる。

この国際的な展開により、KSWはより広範なファン層を獲得している。