79歳のタモリさんが日常生活で老化を実感「かなりボケてます」

2025.4.21

21日、東京都内で行われたNHKスペシャル『人体III』(総合、4月27日スタート、後9:00、全4回)の記者会見に出席したタモリさんは、共演者であるノーベル賞受賞者の山中伸弥氏(62)、NHKの久保田祐佳アナウンサー(42)とともに、番組の魅力を語った。

 

『人体III』は、前作『人体II』から約4年ぶりの新シリーズで、命の本質に迫る内容となっています。初回放送は「命の源 細胞内ワンダーランド」と題し、命のメカニズムを実写とCGで映像化。楽しい出し物やトークを交えながら、視覚的にも親しみやすく伝えている。

番組収録を終えたタモリは、年齢を重ねる中での自身の変化について語り、「歳を取ると理解力と記憶力がだんだんと薄れていく中で、必死になって理解をしようとしている」と明かした。

さらに、最新科学の難しい内容を理解するためにCGが役立っていると感じており、「これを見ているとかなり理解が進むと思います。難しいものを分かりやすく、噛み砕いて伝える番組になっているので、楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせました。

 

▪️老化を自虐的に・・・軽快なトーク

自身の老化について、タモリは冗談交じりに「かなりボケてます(笑)」と告白。日常生活の中で「冷蔵庫から何かを取ろうと思って歩き始めると、何を取るつもりだったのかを忘れてしまう」といったエピソードを紹介し、笑いを誘いました。タモリは、「この番組についていくのも本当に大変」と、自虐的に語りながらも、老化対策として「歩くこと」を挙げ、歩くことで脳を活発に保てると考えていると述べました。「一年後、どの程度ボケるのか予想がつかないので、必死に抗っています」とも語り、老化との戦いを続けている様子を見せました。

 

▪️共演者との絆

また、番組で共演した山中氏は、「今回もタモリさんとW司会をさせていただいて光栄でした。私自身、とても楽しかったですし、タモリさんとの司会からたくさん学びました」と振り返り、久保田アナウンサーも「タモリさんとは『ブラタモリ』で初めてお会いしてから17年も経っています。この春、新しい『ブラタモリ』が始まり、再びタモリさんとご一緒できることを嬉しく思っています」と感慨深げに語っていた。