海人が体重超過のグレゴリアンに再び対戦要求!「リングで決着つけよう」

2025.3.27

 

【©️ONE】

今月23日、『ONE 172: 武尊VSロッタン』に出場予定だった

シュートボクシング(SB)世界スーパーウェルター級王者・海人と

マラット・グレゴリアンの試合が、グレゴリアンの体重超過により中止となった。

この騒動をめぐり、ONE ChampionshipのチャトリCEOが

海人の試合回避を示唆する発言をし、炎上する事態へ発展。

その後、謝罪する騒ぎとなった。

 

▪️体重超過で試合中止、チャトリCEOの発言が波紋

ONE Championshipでは、水抜きによる減量を禁止し、

計量に加えて尿比重による

ハイドレーションテストが義務付けられている。

グレゴリアンは制限時間後に尿サンプルを提出し、

テストには合格したものの、

70.3kg(155ポンド)のリミットを約350gオーバーした。

キャッチウェイトでの試合実施が交渉されたが、

最終的に合意に至らず、試合は消滅。

これを受け、チャトリCEOは大会後の記者会見の場で、

「オーバーしたのは300gだけだった」

「海人が試合を恐れて回避した」と発言。

これに対し、海人陣営やSB協会が強く反論し、泥沼化の騒動へと発展した。

 

▪️チャトリCEOが謝罪、グレゴリアンは批判を継続

翌25日、チャトリCEOは公式声明を発表し、「心より謝罪し、発言を正式に撤回する」と表明。

しかし、当事者であるグレゴリアンは「真のファイターのメンタリティではない」と

海人を痛烈に批判し、対立はさらに深まった。

 

▪️海人、SNSで再戦要求「リングで決着をつけよう」

この状況の中、さらに26日、海人は自身のSNSを更新。

「SNSで言い合うのはファイターらしくない。俺は本物のファイターやと思ってるし、

グレゴリアンもそう思ってるならリングで決着つけよう」と、

堂々と再戦を要求。

「体重もルールも全部合わせる。ファイターなら勝った方が正しい、

それで終わりや」と明言した。

 

▪️武尊の姿勢と海人への賛否

同大会のメインイベントでロッタンと激闘を繰り広げた武尊は、

肋骨と胸骨の骨折で全治7週間の負傷を抱えながらも試合に挑んだ。

その姿勢は、「本物のファイターとは何か」を体現するものとして称賛された。

対戦相手のルール違反によって試合が消滅した海人が、

リング上での決着を求めるのは当然の流れとも言える。

しかし、ルールを順守しながらも満身創痍の状態で戦い抜いた武尊と比較され、

「それなら最初から試合を受ければよかったのでは」

「なぜあの時にその決断ができなかったのか」と批判する声も見られる。

一方で、「因縁ができたからこそ、早期に試合が実現してほしい」と

肯定的な意見もSNS上では寄せられおり、

二律背反的に意見は真っ二つに割れている。

 

海人がグレゴリアンとの再戦を実現し、

ファイターとしての価値を証明できるのだろうか。