海人が体重超過のグレゴリアンに再び対戦要求!「リングで決着つけよう」
【©️ONE】
今月23日、『ONE 172: 武尊VSロッタン』に出場予定だった
シュートボクシング(SB)世界スーパーウェルター級王者・海人と
マラット・グレゴリアンの試合が、グレゴリアンの体重超過により中止となった。
この騒動をめぐり、ONE ChampionshipのチャトリCEOが
海人の試合回避を示唆する発言をし、炎上する事態へ発展。
その後、謝罪する騒ぎとなった。
▪️体重超過で試合中止、チャトリCEOの発言が波紋
ONE Championshipでは、水抜きによる減量を禁止し、
計量に加えて尿比重による
ハイドレーションテストが義務付けられている。
グレゴリアンは制限時間後に尿サンプルを提出し、
テストには合格したものの、
70.3kg(155ポンド)のリミットを約350gオーバーした。
キャッチウェイトでの試合実施が交渉されたが、
最終的に合意に至らず、試合は消滅。
これを受け、チャトリCEOは大会後の記者会見の場で、
「オーバーしたのは300gだけだった」
「海人が試合を恐れて回避した」と発言。
これに対し、海人陣営やSB協会が強く反論し、泥沼化の騒動へと発展した。
▪️チャトリCEOが謝罪、グレゴリアンは批判を継続
翌25日、チャトリCEOは公式声明を発表し、「心より謝罪し、発言を正式に撤回する」と表明。
しかし、当事者であるグレゴリアンは「真のファイターのメンタリティではない」と
海人を痛烈に批判し、対立はさらに深まった。
▪️海人、SNSで再戦要求「リングで決着をつけよう」
この状況の中、さらに26日、海人は自身のSNSを更新。
「SNSで言い合うのはファイターらしくない。俺は本物のファイターやと思ってるし、
グレゴリアンもそう思ってるならリングで決着つけよう」と、
堂々と再戦を要求。
「体重もルールも全部合わせる。ファイターなら勝った方が正しい、
それで終わりや」と明言した。
▪️武尊の姿勢と海人への賛否
同大会のメインイベントでロッタンと激闘を繰り広げた武尊は、
肋骨と胸骨の骨折で全治7週間の負傷を抱えながらも試合に挑んだ。
その姿勢は、「本物のファイターとは何か」を体現するものとして称賛された。
対戦相手のルール違反によって試合が消滅した海人が、
リング上での決着を求めるのは当然の流れとも言える。
しかし、ルールを順守しながらも満身創痍の状態で戦い抜いた武尊と比較され、
「それなら最初から試合を受ければよかったのでは」
「なぜあの時にその決断ができなかったのか」と批判する声も見られる。
一方で、「因縁ができたからこそ、早期に試合が実現してほしい」と
肯定的な意見もSNS上では寄せられおり、
二律背反的に意見は真っ二つに割れている。
海人がグレゴリアンとの再戦を実現し、
ファイターとしての価値を証明できるのだろうか。