止まらぬ“大谷の令和バブル効果!? ドジャースと新たにJTBとスポンサー契約
ロサンゼルス・ドジャースは3月26日(日本時間27日)、日本の大手旅行会社「JTB」とのスポンサー契約を発表。
複数年契約となり、日本人観光客向けの特典ツアーなどの企画が進められている。
▪️日本人ファンに向けた特典ツアーを計画
ドジャースは、今年3月の日本開幕シリーズを終えた後も日本市場での影響力を拡大している。今回のJTBとの契約により、日本人ファンがドジャースの試合をより楽しめるよう、スタジアムツアーの日本語対応や、ツアー参加者向けの特別入場枠、ホテルからの送迎サービスなどが計画。
JTBは2024年1月にMLBとスポンサー契約を結び、アジアで唯一のMLB公式ツアーおよびホスピタリティを提供する企業となった。今回のドジャースとの契約は、MLBとの提携をさらに強化する動きとなる。
▪️球団副社長「ワクワクする雰囲気に」
ドジャースのロン・ローゼン副社長兼最高マーケティング責任者は、「JTBとの複数年パートナーシップ契約を締結できたことを大変嬉しく思います。この提携により、日本をはじめとする世界中のファンがドジャースタジアムを訪れ、ワクワクする雰囲気が生まれることを期待しています」とコメント。
さらに、「私たちはワールドシリーズ制覇に向けて進んでいきますが、日本のファンの皆さんを歓迎したいと思います」と語り、日本市場への期待をにじませた。
▪️同日に「東京エレクトロン」との契約も発表
JTBとの契約発表から約30分後、ドジャースは半導体産業を展開する「東京エレクトロン」とのスポンサー契約も発表した。こちらも複数年契約で、ドジャース関連のプロモーション活動を担当するほか、選手のボブルヘッドのスポンサーも務める。
▪️大谷翔平加入後、相次ぐ日本企業との契約
ドジャースは2023年12月、大谷翔平投手と10年総額7億ドル(当時1014億円)の超大型契約を結んだ。その後、日本企業とのスポンサー契約が相次ぎ、「ANA」「TOYO TIRE」「興和」「大創産業」「日本管材センター」「コーセー」「木下グループ」「THK」「ヤクルト」「築地銀だこ」などが名を連ねた。
2024年に入ってからも「伊藤園」「二階堂酒造」、そして今月12日(同13日)には「Hakkaisan 八海醸造株式会社グループ」と2年のパートナーシップ契約を締結するなど、“大谷効果”によるスポンサー獲得の勢いは止まる気配がなく、今後もさらに増えるだろう。