ONE -171-カタール大会で三浦彩佳選手が圧巻の一本勝ちで4連勝!「アトム級王座に挑戦したい!」

2025.2.21

ONE -171-カタール大会で三浦彩佳選手が圧巻の一本勝ちで4連勝!

【(C) ONE Championship】

 

総合格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」171回目のイベントが2月20日、カタール・ルサイル・スポーツアリーナで開催された。女子アトム級MMAの一戦では、日本の三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)がインドのリトゥ・フォガットと対戦。見事な一本勝ちを収め、圧巻の4連勝を達成した。

現在、ONEの女子アトム級には世界トップレベルのファイターがひしめく中、日本人選手としての4連勝は快挙といえる。

この勝利で、同階級の平田樹が持つONEでの5連勝記録にも、あと一歩と迫った。

 

▪️“アヤカロック”だけじゃない!新たな武器で一本勝ち

アラブ圏での開催となった本大会では、三浦はいつものノースリーブではなく半袖のコスチュームで登場。試合が始まると、1ラウンドで素早く片足タックルを決めてテイクダウンを奪い、トップポジションを確保。そこから瞬く間に膝十字固めを極め、完璧な一本勝ちを収めた。

この勝利により、三浦は昨年11月のマカレナ・アラゴン(アルゼンチン)戦に続く4連勝を達成。さらに、2試合連続で5万ドル(約775万円)のボーナスを獲得し、勢いを加速させている。

▪️試合後マイクで王座タイトルマッチ挑戦を猛アピール

試合後、三浦はマイクを手にし、「“アヤカロック”以外にも技はあると言ってきましたが、今回はそれをしっかり見せることができました! まだまだ多くの技を準備しています!」と自信たっぷりにコメント。

さらに、「4連勝しました!ストロー級でもアトム級でも戦う準備はできていますが、ぜひアトム級のタイトルマッチをやらせてほしいです。私は決める力を持っていますし、面白い試合ができる自信があります。皆さん、ぜひ応援をお願いします!」と、王座挑戦への意欲を強くアピールした。

 

▪️アトム級王座戦線の行方は?

現在のONE女子アトム級MMAでは、タイの人気ファイター、スタンプ・フェアテックスが正規王者として君臨している。しかし、スタンプの負傷欠場中に、デニス・ザンボアンガ(フィリピン)が暫定王者となり、王座戦線は混沌としている。

三浦の快進撃を考えれば、今後のタイトルマッチに絡む可能性は十分にある。

この勢いのまま、念願のタイトル挑戦を実現できるのか――。