鎌田大地選手が長期離脱へ プレミアで掴みかけた確かな地位に試練 W杯までに忍び寄る不安

2025.12.18

【©️Palace Report】

イングランド・プレミアリーグで存在感を高めていた日本代表MF鎌田大地に、思わぬブレーキがかかった。所属するクリスタルパレスは17日、鎌田選手が右太もも裏の負傷により8~10週間の離脱を余儀なくされる見通しであることを明らかにした。


 

クラブ公式サイトによると、オリバー・グラスナー監督が記者会見で状況を説明。

負傷は14日に行われたマンチェスター・シティー戦で発生し、

空中戦後の着地時に無理な体勢となったことが原因だという。

指揮官は「着地の仕方と体勢によるものだ。身体を過度に伸ばしてしまった」と語り、

アクシデント性の高い負傷だったことを強調した。

今季が加入2年目となる鎌田選手は、

プレミアの強度にも順応し、中盤の軸としてチームに欠かせない存在へと成長していた。

攻守のバランスを保ちながらゲームを組み立てる能力は高く評価され、

グラスナー体制のキーマンとして定着しつつあっただけに、このタイミングでの長期離脱は本人にとっても、クラブにとっても痛手となる。

さらに、日本代表に目を向ければ、影響は決して小さくない。来年6月には北中米3カ国共催のワールドカップが控えており、鎌田選手はその中心戦力の一人と目されている。

幸いにも大会本番までには時間的余裕があるものの、コンディション調整や試合勘の回復を考えれば、復帰までの計画的な調整の過ごし方が重要になるだろう。