安保vsガルシアの試合は白紙か!?
【©️DAZN/USA】
プロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者の
ライアン・ガルシア(26=米国)が、
5月に米国ニューヨークで復帰戦を行う予定であると報じられた。
今回の試合は、ドーピングによる出場停止処分明けに行われる重要な一戦となる。
対戦相手は元WBA世界スーパーライト級王者の
イサック・クルス(26=メキシコ)であると、
米国のケーブルテレビ局ESPNを含む一部メディアが報じている。
これを受け、ガルシア自身もコメントを発表。
これにより、今年春に延期されていた
安保瑠輝也とのボクシングルールでの試合は、
実現が難しくなり幻の対戦となる可能性が高い。
ガルシアは昨年4月にデビン・ヘイニーとの試合で勝利を収めたものの、
パフォーマンス向上薬に陽性反応を示したため、
ニューヨーク州アスレチック・コミッションから
1年間の出場停止処分を受けていた。
この停止期間中、
2024年12月31日に「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)で
安保とのエキシビションマッチが予定されていた。
しかし、ガルシアの手の負傷により試合は延期され、
2025年4月または5月に米国マイアミでの開催が検討されていた。
ところが先週、
サウジアラビアでビッグマッチを主催するトゥルキ・アラルシク氏が、
ガルシアとのツーショット写真をインスタグラムに投稿し、
「契約成立、対戦相手も決定」と発表。
試合はニューヨークのタイムズスクエア特設会場で
2025年5月に開催されるという。
同イベントでは、ガルシアの因縁の相手である
デビン・ヘイニーがホセ・ラミレスと対戦する予定だ。
この2試合の勝者は10月にサウジアラビアで対戦し、
その結果次第で、ヘイニーvsガルシア2が実現する可能性が高い。
ガルシアはSNSで「復帰戦では爆発的な戦いを見せる。
ピットブル(クルス)は常に難敵と言われてきた。
正直、ヘイニーよりタフな相手だ」と語った。
昨年の大晦日、RIZINでのビデオメッセージを通じて
ガルシアは安保に謝罪し、
「怪我が治ったら2025年に必ず試合を行う」と再戦を約束していた。
しかし、現在のガルシアは
安保の存在を全く気にしていない様子がうかがえる。
ガルシアには今後、ヘイニーとの“3部作”や
同階級の強豪王者ティオフィモ・ロペスとの対戦話も浮上している。
これまで数々の問題行動やドーピング問題を起こしてきたガルシアは、
“問題児”として知られる。
その奔放な性格を考えると、
安保戦の約束が白紙になる可能性は否定できない。