ジミー・バトラーがウォリアーズへ電撃移籍!!
ヒートとの対立が生んだ大型トレード!!
ジミー・バトラーがウォリアーズへ移籍決定!!
2025年2月5日、NBAの注目を集めたトレードが決定した。
ジミー・バトラーが、契約延長を巡って対立したマイアミ・ヒートを後にし、
ゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍することが発表。
この移籍の詳細は、現地で行われていた
ヒートとフィラデルフィア・セブンティシクサーズの試合中、
ウォリアーズがジャズとの対戦準備を進めている最中に
『ESPN』のシャムス・チャラニア氏が報じた。
▪️トレードの詳細
このトレードにおける各チームの獲得選手は次の通り:
- ウォリアーズ:ジミー・バトラー
- ヒート:アンドリュー・ウィギンズ、PJ・タッカー、1巡目指名権
- ラプターズ:カイル・アンダーソン
- ジャズ:デニス・シュルーダー
- ピストンズ:リンディー・ウォーターズ三世、ジョシュ・リチャードソン
ウォリアーズは長らく、未来に対する責任を強調していた。
ステフィン・カリーは「捨て身のトレードはチームの将来を犠牲にする。
僕らには将来への責任がある」と語り、
チームの現状維持を貫こうとしていた。
しかし、トレードデッドラインが近づく中で、
ウォリアーズは方針を転換。
カリーが依然としてトップレベルのパフォーマンスを維持しているうちに、
5度目のNBA優勝を無理にでも取りに行くという決断を下した。
また、ウォリアーズはザック・ラビーンの獲得に向け、
シカゴ・ブルズとほぼ合意に至ったが、
「グッドチームではなく、本当に強いチームにならなければならない」
という判断から、最終的にバトラーの獲得を目指すことになった。
▪️バトラーとヒートの対立
ジミー・バトラーは、過去5年間にわたりヒートで驚異的なパフォーマンスを発揮し、チームをプレーオフの常連に変えるなど、強い勝負感を持った選手として知られている。しかし、35歳となった現在、バトラーの体調や怪我の影響もあり、ヒートとの契約延長交渉は難航していた。ヒートは、バトラーが常に100%のパフォーマンスを発揮することが難しいとの判断から、契約更新に慎重な態度を取るようになり、これが両者の対立を招いた。
▪️ウォリアーズの決断と契約内容
ウォリアーズは、バトラーのコンディションや契約問題に対して不安を抱えていたものの、現状を劇的に変えられる選択肢が限られていた。ケビン・デュラントの復帰というプランも検討されたが、最終的には実現しなかった。その中で、バトラーの獲得に至った。
バトラーは、来シーズンにプレーヤーオプションを持っており、ウォリアーズはこれを破棄し、新たに2年1億1100万ドル(約170億円)の大型契約を結ぶことで合意した。この契約が発表されると、NBA界に大きな衝撃を与えた。
▪️契約問題とヒートの賢い立ち回り
バトラーの契約問題における交渉力は見事であり、
ケガを抱えたベテラン選手に対して
大型契約を結ぶことが市場でタブー視される中、
バトラーは自らの望む契約を手に入れることに成功した。
一方、ヒートのパット・ライリー球団社長もまた、
この移籍市場で見事な立ち回りを見せた。
バトラーとの決別がヒートにとって損失に思える中、
最終的にはアンドリュー・ウィギンズと
PJ・タッカーを獲得し、
また年俸総額を削減することで
ラグジュアリー・タックスを回避するという形で、
チームの長期的な安定を図った結果につながっている。