【高校女子バスケ】倉敷翠松が東京成徳との死闘を制す 高田麗&オルショガブサヨが攻守で存在感を示す!88―78勝利

2025.12.23

【©️SoftBankウインターカップ2025】

高校 女子バスケットボールの大舞台で、

倉敷翠松高等学校(岡山県①)が

東京成徳大学高等学校(東京都③)との激戦を88―78で制した。

オール日本人のスモールラインナップで挑んだ東京成徳に対し、

倉敷翠松は高さのあるリバウンド、そして終盤の守備力で試合を掌握した。


 

■第1クォーター:成徳のスモールが機能、主導権を握る

立ち上がりは東京成徳がテンポを支配する。
#5 中里杏奈が左サイドから果敢にアタックを仕掛け、

#9 田中愛茉が左45度からクラッチ3ポイントを沈めるなど、

アウトサイドとドライブを織り交ぜた攻撃でリードを奪った。

倉敷翠松もすぐさま反撃。
#15 オルショガブサヨ・アヨミポシが右からのドライブでカウントプレーを成功させ、

#4 高田麗もキレのあるドライブで応戦。
しかし、成徳は#4 清田優心、#5 中里杏奈を軸にオールコートプレスを敷き、

速攻から加点。第1Qは成徳が28―18と先行した。

 

■第2クォーター:倉敷が高さとリバウンドで対抗

第2Qに入ると倉敷翠松が修正。
#4 高田麗がアタックの回数を増やし、#15 オルショガブサヨ・アヨミポシがゴール下で存在感を発揮。オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで点差を詰めていく。

途中出場の#18 吉竹遥乃が流れを引き寄せ、ゾーンディフェンス中央を突く形が機能。
一方の東京成徳は、#12 佐藤果音がドライブでフリースローを獲得するなど個人技で対抗。前線では#4 清田優心、#5 中里杏奈、#12 佐藤果音の3枚がプレッシャーをかけ続け、拮抗した展開のまま前半を終えた。

 

■第3クォーター倉敷が逆転、流れを引き寄せる

後半開始直後、試合が大きく動く。
#15 オルショガブサヨ・アヨミポシがインサイドで連続得点、#4 高田麗が速攻を決め、倉敷翠松がついに逆転。スコアを51―47とした。

成徳も#8 高木結衣の3ポイント、#4 清田優心のアタックで食い下がるが、倉敷は前線からのプレッシャーを強化。
#7 前島帆乃花、#17 齋藤凜彩らの献身的なディフェンスでリズムを渡さず、

66―64の2点リードで最終Qへ突入した。

 

■第4クォーター:守備で突き放す倉敷

勝負の最終Q、倉敷翠松の集中力が際立った。
#4 高田麗と#15 オルショガブサヨ・アヨミポシが立て続けにスティールから得点し、

一気に主導権を掌握。
さらに#14 池田梨愛のディフェンスの読みが光り、

右のカットインから貴重な追加点を奪う。

成徳は#5 中里杏奈が3ポイントファールを受けるなど意地を見せるが、

終盤はフリースロー成功率に泣く。
倉敷は#15 オルショガブサヨ・アヨミポシが

ブロックショットでゴール下を制圧し、反撃の芽を完全に摘み取った。


■試合結果

倉敷翠松高等学校(岡山県①) 88-78 東京成徳大学高等学校(東京都③)
(18-28、25-19、21-19、24-12)