米国格闘技団体ベラトールを買収するPFLの実態とは!?
2025.1.14
PFL(Professional Fighters League)は、
アメリカを拠点とする総合格闘技(MMA)の団体であり、
従来のMMA団体と異なる「シーズン制」を採用している点が大きな特徴である。
- PFLの団体概要
- 設立: 2017年に「World Series of Fighting(WSOF)」から改名・再編される形で設立。
- 本部: アメリカ合衆国、ワシントンD.C.
- 形式: 総合格闘技(MMA)のプロモーション団体。
PFLは、他の団体(例: UFC、Bellator)と異なり、リーグ形式を採用しているため、
スポーツの大会のような規則性と透明性が強調されているのが特徴。
- 独自のシーズン制
PFLの最大の特徴は、シーズン制の大会形式です。
- レギュラーシーズン:
- ファイターはポイントシステムに基づき、
- シーズン中に2回の試合を行います。
- 勝利のポイント(+3)に加え、早期フィニッシュ(1ラウンド、2ラウンドでの勝利)にボーナスポイントが付与されます。
- トーナメント進出者は総ポイントに基づいて決定。
- プレーオフ:
- レギュラーシーズンで上位に入った選手がトーナメント方式で戦う。
- 1晩で準決勝・決勝が行われることもあり、厳しい競争が特徴でもある。
- チャンピオンシップ:
- 各階級の決勝戦が行われ、
勝者には賞金1,000,000ドル(約1億円)が授与される点。
- ファイターと階級について
- 主要階級:
【男性】
- ヘビー級、
- ライトヘビー級、
- ウェルター級、
- ライト級、フェザー級、
【女性】
- ライト級のみ
- 知名度のある選手:
- アンソニー・ペティス(元UFCライト級王者)
- ケイラ・ハリソン(柔道オリンピック金メダリスト、PFL女子ライト級チャンピオン)
- レイ・クーパー3世(ウェルター級チャンピオン)
- PFLの試合形式とルール
- 試合時間: 通常、3ラウンド(1ラウンド5分)。
- プレーオフやチャンピオンシップの試合では5ラウンド。
- ケージ: 円形ケージ「SmartCage」を使用。
- SmartCage技術: 試合中の選手のパフォーマンスデータ(スピード、パワーなど)をリアルタイムで記録・表示。
- メディアと視聴
- 配信: ESPN+(アメリカ)、DAZN(日本を含む一部地域)。
- 拡大戦略: グローバル展開を進め、2025年にはアジアやヨーロッパでも試合を行う計画を進めている。
- PFLの魅力
- 公平性: ポイントシステムやトーナメント形式により、ファイターの実力が試される。
- シーズン終了ごとに必ず新しいチャンピオンが誕生するため、ファンにとっても新鮮。
- 高額賞金: 賞金1,000,000ドルは、選手にとって大きなモチベーション。
PFLは、独自のシステムや魅力的なルールにより、競技としてのMMAをさらに進化させており、米国でも新興勢力として注目されている。
今年1回目は1月25日にドバイで開催される。