マリナーズ、藤浪晋太郎とマイナー契約!! メジャー復帰を懸けた挑戦へ

2025.1.31

【藤浪晋太郎投手/ 公式Instagramより】

 

米国メジャーリーグのシアトル・マリナーズは30日(日本時間31日)、

ニューヨーク・メッツ傘下3Aから

フリーエージェント(FA)となっていた

藤浪晋太郎投手(30)とマイナー契約を結んだと発表した。

藤浪は2月中旬からアリゾナ州で行われる

メジャーキャンプに招待選手として参加し、再びメジャーの舞台を目指す。

 

▪️メジャー登板なしに終わった2024年シーズン

2023年、藤浪はオークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たし、

その後ボルチモア・オリオールズに移籍。

リリーフとしてポストシーズンにも登板するなど、

順調にキャリアを積んでいた。

翌2024年シーズンはニューヨーク・メッツと

1年335万ドル(約5億250万円)で契約し、さらなる飛躍が期待されていた。

しかし、右肩の張りなどコンディションの問題も影響し、

メジャー登板はゼロに終わった。

マイナーリーグでは主に中継ぎとして3Aで33試合に登板し、

1勝2敗、1セーブ、7ホールド、防御率5.94という成績を記録。

速球とスプリットを武器にしたものの、

制球の不安定さや投球のムラが課題として浮き彫りとなっている。

 

▪️マリナーズでの再起、チャンスを活かせるか

マリナーズは若手主体のチームながらも、

ブルペンの層を厚くする目的で藤浪と契約したとみられる。

彼の持ち味である剛速球とリリーフ適性が評価され、

チームに新たなオプションをもたらすことが期待されている。

昨季、マリナーズはア・リーグ西地区3位で

惜しくもポストシーズン進出を逃した。

そのため今オフはブルペン強化が重要課題となっており、

藤浪が安定したパフォーマンスを発揮できれば、

貴重な戦力となる可能性がある。

 

▪️藤浪の課題と期待される役割

藤浪にとって最大の課題は「制球力の向上」だ。

150キロ後半の速球と鋭いスプリットは依然として魅力的な武器だが、

制球が安定しなければメジャー昇格は難しい。

一方で、安定した投球を続けることができれば、

リリーフ陣の一角として重要な役割を果たせる可能性がある。

30歳となった藤浪にとって、

このマリナーズでの挑戦はメジャーリーグで生き残るための大きな試練となる。

果たして藤浪はアリゾナでのキャンプで結果を出し、

開幕ロースター入りを果たせるのか!?