マリナーズ、藤浪晋太郎とマイナー契約!! メジャー復帰を懸けた挑戦へ
【藤浪晋太郎投手/ 公式Instagramより】
米国メジャーリーグのシアトル・マリナーズは30日(日本時間31日)、
ニューヨーク・メッツ傘下3Aから
フリーエージェント(FA)となっていた
藤浪晋太郎投手(30)とマイナー契約を結んだと発表した。
藤浪は2月中旬からアリゾナ州で行われる
メジャーキャンプに招待選手として参加し、再びメジャーの舞台を目指す。
▪️メジャー登板なしに終わった2024年シーズン
2023年、藤浪はオークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たし、
その後ボルチモア・オリオールズに移籍。
リリーフとしてポストシーズンにも登板するなど、
順調にキャリアを積んでいた。
翌2024年シーズンはニューヨーク・メッツと
1年335万ドル(約5億250万円)で契約し、さらなる飛躍が期待されていた。
しかし、右肩の張りなどコンディションの問題も影響し、
メジャー登板はゼロに終わった。
マイナーリーグでは主に中継ぎとして3Aで33試合に登板し、
1勝2敗、1セーブ、7ホールド、防御率5.94という成績を記録。
速球とスプリットを武器にしたものの、
制球の不安定さや投球のムラが課題として浮き彫りとなっている。
▪️マリナーズでの再起、チャンスを活かせるか
マリナーズは若手主体のチームながらも、
ブルペンの層を厚くする目的で藤浪と契約したとみられる。
彼の持ち味である剛速球とリリーフ適性が評価され、
チームに新たなオプションをもたらすことが期待されている。
昨季、マリナーズはア・リーグ西地区3位で
惜しくもポストシーズン進出を逃した。
そのため今オフはブルペン強化が重要課題となっており、
藤浪が安定したパフォーマンスを発揮できれば、
貴重な戦力となる可能性がある。
▪️藤浪の課題と期待される役割
藤浪にとって最大の課題は「制球力の向上」だ。
150キロ後半の速球と鋭いスプリットは依然として魅力的な武器だが、
制球が安定しなければメジャー昇格は難しい。
一方で、安定した投球を続けることができれば、
リリーフ陣の一角として重要な役割を果たせる可能性がある。
30歳となった藤浪にとって、
このマリナーズでの挑戦はメジャーリーグで生き残るための大きな試練となる。
果たして藤浪はアリゾナでのキャンプで結果を出し、
開幕ロースター入りを果たせるのか!?