INTERVIEW
前田日明
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高坂“TK”剛
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ロシア特集
カイシノフ・ゲオルギー
デゼボエフ・アスラン
バザエフ・オレグ
K-1 WM 2005 展開予想




―まずは日本に来日して、日本という国はどうでしょうか。
オレグ 非常に豊かな国だと思いました。
―具体的にどのように豊かだと思いますか。
オレグ まずは、日本人がとてもやさしいですね。私は、格闘技を通じて色々な国へ行きましたが、これほど人間が優しいと思ったことは無いですね。日本人は非常に前向きで明るいとも思います。
―先日のアラン・カラエフ選手の試合。それからヒョードル選手の試合とごらんになったそうですが、どのように思いますか。
オレグ 日本の格闘技界でこれほど母国の選手が活躍しているとは思ってもみなかったよ。ロシアの格闘技専門誌でもヒョードルやハリトーノフの活躍は知っていたが、これほどまでに、日本で格闘技ブームになってることには本当に驚きでした。
―ご自分でも、試合に出たいと思われましたか。
オレグ HERO’Sのアランの試合を観て、自分でもリングに上がりたいと強く思ったね。技術的に見ても、自分の技術が通用することも理解できたし、まだ日本でお披露目したことの無い技を見せたいと思っています。
―日本で試合をするにあたって、どの階級で試合に臨みますか。
オレグ PRIDEミドル級の選手と同じぐらいの体重が自分にとってはベストだと思う。世界的見ても選手層も厚いし、戦いがいがありますね。でも、体重を落とすことも出来るので、対戦相手によって臨機応変に対応していければと考えています。
―総合格闘技をベースに戦われるわけですが、誰か戦いたい選手はいますか。
オレグ 誰でもいいですが、日本人の競合ファイターと戦いたいですね。そこで、勝利をものにすれば、一躍注目を集められますからね。戦ってくれる選手がいるといいです。
―日本の総合格闘技の技術は世界水準で見た際に、どのような位置づけにあると思われますか。
オレグ PRIDEの舞台は世界最高峰であると思います。その他の日本格闘技の大会も技術レベルでいったら素晴らしいものをもっていると感じます。
―総合格闘議界は、現在ロシアとブラジルの2代勢力に分かれますが、そのことについて何か意見はありますか。
オレグ 確かに総合格闘技というとロシアとブラジルの選手が日本で活躍している現状があると思う。ただ、実際のところ、韓国やヨーロッパなどでは、大きな総合格闘技の大会は行われていない現状を考えると必然的にロシアとブラジルの2カ国に分かれるのは以下仕方のないことのような気がしますね。また、ロシアの選手とブラジルの選手のファイトマネーの問題もあるのだと思います。日本で試合をすると高いファイトマネーを提示して貰える事から日本に集まってくるのです。
―確かに大会を運営するにあたって金銭的な問題はあるでしょうから、ロシアやブラジルから安いファイトマネーで集める傾向あるでしょうね。どちらのほうが技術的に優れている感じますか。
オレグ もちろん、ロシアの選手だよ。ただ、贔屓目に見ているかも知れないですね。選手によって力差はありますから、一概にどちらか優越をつけるのは難しい問題です。でも、私がブラジルの総合格闘家と戦っても負けることは無いでしょうね。
―軍隊術とレスリング、空手と多彩な経歴をお持ちですが、どれが一番経歴は長いのでしょうか。
オレグ 空手と軍隊術は同じぐらいの経験を持っています。ですから、打撃も寝技もトータル的に戦えます。
―総合格闘技においてどちらもこなせるのは頼もしい発言ですね。6月12日にDOGの金網大会へ出場して、日本の栗原強選手との対戦が決まりましたが、対戦相手のことは何か聞いてますか。
オレグ 対戦相手の情報は何も無いのどういった攻めをするのか分かりませんが、自分の力を全て出せば、必ず勝てると思います。
―差し支えなければ、総合格闘技において、得意技があれば教えていただけますか。
オレグ それは秘密だよ。対戦相手が、この雑誌を見るかもしれないだろう!?(笑)
―格闘技はスポーツと呼べますか。
オレグ 格闘技はスポーツと完全に割り切ることは出来ないですね。でも、心のモチベーションを保つにはスポーツという認識の下に試合に挑まないと精神的に戦っていけないです。ですから、スポーツの中でも、厳しいものなのだと思います。表現が難しいですね。
―そうですね(笑)それでは、最後に読者に試合の意気込みを聞かせてください。
オレグ とにかく頑張ります。そして、日本のファンが喜ぶ試合を見せたいと思っています。
バザエフ・オレグ
出身地:ロシア連邦・北オセチア共和国
生年月日:1973年7月15日
身長:177cm
体重:95kg
バックボーン:空手 肉薄戦(軍隊術) フリースタイル・レスリング 
パンクラティオン(総合格闘技)
主なタイトル:
1998年・1999年と2大会連続で北オセチア共和国軍隊術大会優勝 
2003年旧ソ連連盟チャンピオンシップ・フルコンタクト肉薄戦優勝
2004年パンクラティオン世界大会上位入賞
(C)モッツ出版

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