INTERVIEW
前田日明
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高坂“TK”剛
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ロシア特集
カイシノフ・ゲオルギー
デゼボエフ・アスラン
バザエフ・オレグ
K-1 WM 2005 展開予想




上記7試合の勝者と主催者推薦枠1名を加えた8名が、7月20日、横浜アリーナで行われる決勝トーナメントに駒を進める。決勝トーナメントの組み合わせは未定。主催者推薦は、KID×ザンビディスの勝者が有力候補だが、KIDは次回(日時は不明)のHEROSへの出場も決定しているので不確定だ。リザーバーマッチも用意されるに違いなく、決勝メンバーには、まだまだ驚くような隠し球があるかもしれない。
 コメンテーターには、基本的に「決勝トーナメントの顔ぶれと、誰が優勝に絡んでくるか?」といった質問を中心に自由に予想をしてもらった。

「魔裟斗と闘えなかった『伝説』たち(其の壱)」登場
“最後のキックボクサー”
小野瀬邦英

とにかく魔裟斗君に活躍してほしいです。もちろん日本人として応援しているんですが、世界の本当のトップレベルに通用するのは、日本では魔裟斗君だけだと思うんで。ブアカーオが一番嫌な存在でしょうね。ムエタイは、相手の強いところを封じる部分が巧いですから、自分の良さを殺されてしまうと苦しいと思います。その点、クラウスは正面から打ち合ってくれるから、勝っても負けても納得の行く試合ができるでしょうね。でも、クラウスはスタイルが一辺倒なだけに研究されているでしょうし、魔裟斗君とブアカーオの二人には一枚落ちるかな。他のメンバーは……すみません、僕、あんま詳しくないんです(笑)。
【おのせ・くにひで】
元日本キックボクシング連盟ライト&ウェルター級王者。 K−1出場を最後まで待望された超攻撃型ソウルファイター。現在「SQUARE-UP KICKBOXING道場」会長
東京都葛飾区江戸川区南葛西3−24−24
TEL 03-5676-4323 公式サイト http://www.geocities.jp/square_up2004

「魔裟斗が闘えなかった『伝説』たち(其の弐)」登場
“ミスター・キックボクシング”伊藤隆
魔裟斗×イムは、イムがK-1スタイルにどこまで対応できているかが鍵でしょうね。それがはっきりしないだけに魔裟斗は安全策をとると思います。魔裟斗の判定勝ちでしょう。ブアカーオ×シシは、ブアカーオの前蹴りでシンは苦しむでしょう、間があいたら攻撃を入れられて何もできないのでは。ブアカーオの判定勝ちですね。クラウス×カラコダは、カラコダは国際式ボクサーなんですよね? なら、クラウスがローキックでKOでしょう。サワー×カノレッティ、サワーは、ああいうガシガシ前に出てくるタイプは苦手だと思うんですけど、普通に考えればサワーの判定勝ちが無難ですね。ウェイン×チャップマンは、K−1ファンには受けない試合になるかもしれないけど、一番レベルの高い攻防が期待できそうです。そんなに差はないけどキャリアと安定感のあるウェインが一歩リードして判定勝ちしそうです。小比類巻×スクリアウディスは、コヒが柳のように相手の攻撃を流して、筋量の多いスクリアウディスがスタミナ切れをおこせばKOもあるかな。安廣×ナラントンガラグは、ナラントンガラグが安廣のトリッキーな動きについていけずに判定負け。決勝トーナメントは、安廣が勝ちあがれば面白いと思います。やはり、魔裟斗が本命なのは変わらないんですけね、彼はK-1ルールの中で一番適した戦い方を知っているし、柔軟性を持っている。対抗馬として外国人でなくコヒなり安廣なり日本人が上がっているといいですね。首相撲禁止のルール改変は、ムエタイにはきついですね。蹴り中心でトーナメントを勝ち上がるのはきつい。ボクシングを中心にしたほうが有利。レフェリングでも、ムエタイは少しのダメージなら倒れてもダウンを取りませんが、K-1ではフラッシュダウンでも取られますから、二月のブアカーオ×クラウスのような負け方でブアカーオは勝てないかもしれませんが、前回の敗北を対策してさらに強くなってくると思います。勝ちに徹したムエタイも怖いですよ。個人的には、ブアカーオかウェインと 日本人が戦うのを見てみたいです。もう魔裟斗選手だけではなく小比類巻、安廣選手も上位にいけるレベルにきている。「がんばれニッポン!」ですよ。
【いとう・たかし】
元WMAF世界ミドル級王者 元MA日本キックボクシング連盟ミドル級王者
98年、ジョン・ウェインにTKO勝ちしている。
現在「TARGET」会長
東京都豊島区巣鴨1−3−1天野ビル2F
TEL 03-5976-2705 公式サイト http://target_kickboxing.at.infoseek.co.jp

「魔裟斗と闘えなかった『伝説』たち(其の参)」登場
“キックボクシング・プロフェッサー”
内田康弘
今回は初参加やレギュラー以外の選手参戦が半分近くで、ガラリと変わった印象です。初期からのメンバーVS新顔という対立構造ができていて面白いですね。新参メンバーにどのくらいの実力があるのか楽しみです。世界には、まだまだ隠れた実力者がいますからね。その中でもイムには注目しています。階級を大幅に上げてもあれだけのスピードが失われてなければ、巧さが凄いだけに魔裟斗選手が相手でも番狂わせはあり得ます。ベラルーシのシシも要注意ですね。ベラルーシは、独自にムエタイが発達しているので、思わぬ実力者ぶりが披露されるかも。首相撲に制限があるだけに、ブアカーオに対抗できる可能性はあるでしょう。カノレッティは、かなりやっかいだと思います。サワーはピンチですね。安廣選手はカウンターを取るのが巧いけど、ナラントンガラグがワイルドにガンガン攻め込むことができれば、無難に安廣勝利とはならないでしょう。クラウスと小比類巻選手は、レギュラーメンバーながら二人とも昇り調子なのでトントン拍子に勝ち上がる気がします。クラウスは、二月のブアカーオで不調から脱した感じですし、小比類巻選手は、仮題たった安定感がぐっと出てきているので。そう予想しながらも、南アフリカやリトアニアといったよく知られていない所から来る選手には興味ありますね。主催者推薦は、KID×ザンビディスの勝者が有力でしょうが、ラモン・デッカーが出るならば、是非、見てみたいです。この前の総合戦の時の身体のままでは酷い結果になりそうですが。
【うちだ・やすひろ】
元全日本ライト&ウェルター級王者
スクランブル渋谷代表
東京都渋谷区渋谷1−6−10渋谷QビルB1F
TEL 03-5467-2870 公式サイト http://www.shibukichi.com

「魔裟斗と闘えなかった『伝説』たち(其の五)」登場
“ミスター・シュートボクシング”
吉鷹弘
今回の決勝トーナメントに駒を進める8名は、番狂わせがなく堅いトーナメントになるという予想から魔裟斗、ブアカーオ、クラウス、サワー、小比類巻、ナラントンガラグ、ウェイン、そして、推薦枠からザンビデスという感じですかね。まぁ パンチの回転力の速さで劣り、蹴りで気を散らすことのできないKIDは、まだザンビデスに勝つにはもう一歩経験 武器が足りないような気がします。やはり 大会の中心は魔裟斗だと思われます。王座奪回に賭けるあのすさまじい気迫は、参戦中もっとも強いと思われ、かつルール改正(組み付いてからの膝蹴り規制)も後押しして、一番の優勝候補であることは間違いないでしょう。ただ、懸念されるのは、試合前の長年のきつい練習から来る疲労&怪我、そして、当然、若い頃と違って激戦を勝ち抜いて来ているので体の抵抗力も弱っており、意外なところで怪我をするのでは……ということです。この疲労や怪我を強い気持ち(精神)で抑えることができれば、あの洗練されたパンチのテクニックと素晴らしいインサイドワークにより王座奪回も夢ではないと思われます。僕的には、前々回の大会で苦杯をなめているサワーの奮起にに期待したいですね。昨年のS-CUPで見せたように、あの左レバーブローと右ストレートは脅威です。クラウス戦、村浜戦でもらった右クロス(左ジャブへの合わせ等)をうまく凌げれば、今大会の魔裟斗の対抗馬になると思われます。なんだかんだ言ってSBの選手ですし、個人的にな想い入れも勿論ありますがね。是非、魔裟斗×サワーのパンチ合戦を見てみたいですね。日本が誇る優れたボクシングテクニックで、魔裟斗がどうサワーのあの重いパンチに対するのか!? いちファンとして見てみたいです。
【よしたか・ひろむ】
元JSBAホーク級王者
公式サイト http://www.geocities.jp/t_ystk02

「魔裟斗と闘えなかった『伝説』たち(其の八)」登場
“ヌンサヤーム認定チャンピオン”
加藤督朗
順当に魔裟斗、ブアカーオ、小比類巻、サワー、クラウスは、勝ち上がるでしょう。イムが階級を急激に上げてどんなコンディションでリングに上がるか興味はあります。安廣×ナラントンガラグも苦戦はするかもしれませんが、安廣が問題なく勝ちそう。最も接戦で自分も注目のウェイン×チャップマンは、僕は組み技が限定される新ルールでもチャップマン有利と見ています。ジャン・スカボロスキーにチャンプマンは勝っていますし、まだまだ衰えてません。スーパーファイトのKID×ザンビディスは、ザンビディスが勝ちそうです。二人は同じタイプですが、キャリアでザンビディスが上回っていますから。でも、KIDが勝って、主催者推薦されるのが面白いですね。決勝トーナメントでは、今までに当たったことのない組み合わせの試合が見たいです。特に小比類巻×チャップマンとか、コヒがムエタイスタイルの相手とやってほしいです。このところコヒはすごく成長したと思うんですけど、クラウスとかパンチャー相手にその強さを発揮しているけど、ムエタイに対しても変わっているのかどうか? 昔は、ブアカーオやガオランといったムエタイには弱かったけど、今はどうなんだろうか興味津々です。魔裟斗×サワーなんてカードも新鮮でいいですね。こういった強豪との試合を切り抜ければ、勝ち上がるのはやはり魔裟斗、ブアカーオ、クラウスの三強だと思います。首相撲の制限が加わったことで、ブアカーオはかなり不利になるので、魔裟斗の優勝が最有力でしょう。魔裟斗×クラウスなら、手数で押し切って魔裟斗が勝つと思います。
【かとう・まさあき】
WPKF世界ウェルター級王者 WMTA南太平洋Sライト級王者 元MA日本ライト級王者 元ルンピニースタジアム認定ウェルター級2位
PHOENIX代表

新日本キックボクシング協会ミドル級王者 松本哉朗(藤本ジム)
本戦に残ると思われる選手は 魔裟斗、クラウス、サワー、小比類巻、ウェイン、ナラントンガラグ、ブアカーオと予想します。しかし、首相撲からの膝蹴りの規制はムエタイ選手にとってはかなりの痛手ではないでしょうか? でもブアカーオなら関係なく強そう……。今年の大会は魔裟斗選手のブアカーオへのリベンジ戦に期待しています。超一流の選手同士の試合は本当に面白いですから! 一回戦で言えばチャップマンとウェインの試合がかなり楽しみです。高レベルな試合間違いなし! それと一人の観客として見ているのがとても悔しいです。K−1で結果を出していないので当たり前なんですが……。私の現在の目標はラジャダムナンのベルトとK−1へのリベンジ! 今年は両方共に達成したいです。
【まつもと・としお】
 三月二〇日にK−1MAXでもその強さを発揮したフジ・チャルムサックとまったく互角の攻防を繰り広げドローに。いつK−1に再登場してもおかしくない実力を証明した。五月一二日にタイでラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王者、ラムソンクラーム・スワンアハーンジャヴィーとタイトルマッチが決定している。

K-1 WORLD MAX 2005 日本代表決定トーナメント準優勝
新田明臣(バンゲリングベイ)
僕、イム選手とは昔、テコンドーのトーナメントで当たってるんですよ。その時のルールは、ローキックなしだし、納得のいかない判定で負けちゃいましたけど、イム選手の巧さは感じました。でも、パワーはなかったなあ。魔裟斗選手は、ムエタイならわかならい部分があっても、K−1なら負けないでしょう。イム選手がどれだけK−1用の練習をして、身体を作ってきているかですね。コヒ選手の相手のリトアニアの選手は、総合とかに出ているだけに身体が頑丈そう。コヒ選手は、そういうタイプに弱いところがあるんで、何とも言えないですね。安廣×ナラントンガラグは、安廣選手の真価が問われる一戦ですね。コヒ選手とは相性の問題もあると思うんですよ。基礎体力の豊かなイルマッツ選手には負けているだけに、同じくグイグイ押してくる相手にはどうなるのか? シシって選手は、全然知らないけど、ブアカーオ選手は問題ないでしょう。同じくカラコダ選手も知らないけど、クラウス選手の場合は相性で番狂わせがあるかも。カノレッティ選手はヘタウマなところがあるから要注意なんだけど、サワー選手はしっかりと勝つと思います。ウェイン×チャップマンは、チャップマン選手の意識次第です。というのは、チャップマン選手がムエタイから抜けきらない戦い方をすれば、K−1スタイルもムエタイスタイルも知りつくしているウェイン選手には勝てないでしょう。KID×ザンビディスは、普通に考えればパンチの重さと実績でザンビディス選手有利なんだけど、オーラで呑み込むようにKID選手が押し切るかもしれません。そして、勝てれば凄いです。今回は、新参選手が多いけど、誰が勝ち抜いても面白いと思います。僕としては、コヒ選手推しです。K−1で育ちの生粋選手として、新顔には負けてほしくないし、今、才能と経験が丁度いい具合に合わさっていると思うんですよね。決勝が、魔裟斗×小比類巻、なんてことになれば最高です!
【にった・あけおみ】
元WKA世界ムエタイスーパーウェルター級王者
元NJKミドル級王者 元全日本ミドル級王者 IKUSA-U70初代戦王
今年の日本予選ではリザーバー出場から見事、準優勝。K-1レギュラーメンバーを狙い、5月6日、J-NETWORK、6月18日、IKUSA出場と精力的に試合をこなす。
(C)モッツ出版

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