INTERVIEW
前田日明
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高坂“TK”剛
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ロシア特集
カイシノフ・ゲオルギー
デゼボエフ・アスラン
バザエフ・オレグ
K-1 WM 2005 展開予想




―来日されて、日本はどうでしょうか。
ゲオルギー とても、過ごし易いよ。
―日本で不自由する生活はありますか。
ゲオルギー 全部大丈夫ですけど、時差ぼけがひどいかもしれないね。
―ゲオルギー選手は、他に一緒に来日している選手の中で、ボス的な位置にいらっしゃるようなイメージなんですけど、そのあたりはどうなのでしょうか。
ゲオルギー みんな、平等で同じ立場だよ。
―日本へはアランとご一緒に来日されたようですが、アランのHERO’S参戦での感想を聞かせてください。
ゲオルギー 練習不足であったと思うね。体力に問題があったね。
―ゲオルギー選手の試合は6月ごろ総合格闘技のマットでの活躍が濃厚とされておりますが、試合への意気込みはどうでしょうか。
ゲオルギー もちろん、頑張るよ。
―体重は、どれぐらいで戦う予定ですか。
ゲオルギー 少し体重を落として、百二十kgで戦うよ。
―話は反れますが、その無愛想な感じは昔からですか?
ゲオルギー お前ムカつくな。
―すみません…(涙)若かりし頃は、とても凶暴な人だったんじゃないでしょうか。ワルでしたか。
ゲオルギー ずっとレスリングの練習を若い頃をしていたので、そんな時間は無かったよ。
―めちゃくちゃ悪かった気がするんですけどね。
ゲオルギー 世界チャンピオンでいるのに、日々練習に明け暮れていたわけで、そういった友達を遊んでいるわけにはいかなかったんだよ。
―今は、どういった練習をベースにしてるのですか。
ゲオルギー ここ数年少しの間、格闘技から離れているんで、まずは基礎体力の底上げをすることをベースにしている。体力を付けて、フルラウンド戦えるようにならなければ、どんなに技術を身に付けても通用しないんだよ。徐々に体の動きが全盛期に戻ってきた段階で、総合格闘技の練習に着手していこうと考えてるね。
―経歴を見るとタイトルを取られてから、10年ほど経過しているので試合勘が無くなっている気になるのですが、そのあたりはご自分の中で気にはならないですか。この10年間はどういった練習をしてきたのですか。
ゲオルギー 2000年までは世界規模でレスリングの選手として試合をして、それ以降も大きな国際大会へは出場しなくても、試合は出てるんだよ。だから、試合勘は鈍ってないさ。
―レスリング時代の知り合いの選手で、日本の格闘技界で活躍されている選手はいますか。
ゲオルギー 中尾は国際大会で出場していたので知ってるよ。それから、トム・エリクソン(総合格闘戦績10戦8勝2敗)とは、4度ほど対戦しているね。現役時代の彼は凄く強かった。
―トム・エリクソン選手との勝敗はどんな感じだったんですか。
ゲオルギー トム・エリクソンはアメリカの代表で、俺はロシア代表だったんだけど、俺の記憶では4度対戦して、2勝2敗のイーブンだったはずだよ。
―何気にトム・エリクソン強いですからね。ジャイアント・ノルキアと勘違いして弱いイメージ持ってる人多いですけど、先日ヒョードルと戦った阪選手にも昔ですけど判定でながらも勝利してるんですよね。 
ゲオルギー 確かに強いファイターだったね。
―トム・エリクソン選手がこれだけ活躍されているのですから、ゲオルギー選手にも期待がかかりますね。
ゲオルギー そういってもらえると嬉しいよ。
―アラン選手とゲオルギー選手はスパーリングするとどっちが強いんですか。
ゲオルギー スパーリングはスパーリングだよ。実際の試合をするのとは違うからね。一概に、アランと俺のどっちが強いかは分からないね。
―スパーだと本領を発揮できないといったところですかね。
ゲオルギー そうだね。
―同じサンボ出身のヒョードルやハリトーノフと交流はあったりしないんですか。
ゲオルギー 彼らの名前はもちろん知っているけど、一緒に交流を持ったことは無いね。同じ国のファイターで、日本で活躍しているので尊敬しているよ。
―日本に来て格闘技以外でやりたいことってありますか。
ゲオルギー 日本の生活全てが楽しいので、特にやりたいことは無いね。母国にいるよりも豊かなので、非常に満足しています。
―ゲオルギー選手のご自分でアピールするとすれば、強いところはどこだと思いますか。
ゲオルギー やっぱり精神的な心強さだよね。格闘技は心の強さが最後は決め手になる。 
―総合格闘技で活躍されることになると思いますが、他に挑戦したいジャンルの競技はありますかね。
ゲオルギー フリースタイルレスリングが本当に強い男を証明できる。それ以外の格闘技には興味ないね。ヒョードルもレスリングでオリンピック強化選手と一緒に練習をしてきて、今のPRIDEヘビー級チャンピオンに君臨している。やはり、レスリング出身の選手は総合格闘技に向いているよ。
―ゲオルギー選手は一緒にオリンピック強化合宿に参加されたことは無いのですか。
ゲオルギー 一緒に練習したことは無いね。でも、彼の強さは母国でも5〜6年前から噂になっていたよ。いい選手がいるって。
―そうなんですか。これからのご活躍を期待してます。
ゲオルギー アリガトウゴザイマス。
カイシノフ・ゲオルギー
出身地:ロシア連邦・北オセチア共和国
生年月日:1971年7月23日
身長:200cm
体重:135kg
バックボーン:サンボ 相撲 フリースタイルレスリング
主なタイトル:
1991年フリースタイル・レスリング世界チャンピオン
1992年フリースタイル・レスリング世界杯獲得
(C)モッツ出版

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