| ― 今回は本当に残念でしたね。今までのザンビディスの攻撃の戦術には無い意表を突く飛びヒザ蹴りにやられちゃいましたね。 |
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| 小次郎 そうですね。まさか、ヒザで試合を組み立てようとしていた僕が相手のヒザをもらうとは思ってもいませんでした。ファーストコンタクトの時のヒザで記憶が飛んじゃったんですよ。突然、交通事故にあった気分ですね。あとで、ビデオで試合を観て、最初にダウン奪われたのがフックだと知ったぐらいですから。偶発的なヒザが入ってしまったのだけど、それを捌き切れなかったのが敗因ですが…。 |
― そうなると、一度目のダウンから2分ぐらいは無意識にリングで立っていたんですね！？
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| 小次郎 そうなりますね。我ながら、良く立っていたなと思いますよ（笑）。 |
| ― めちゃくちゃ悔しいですか？ |
| 小次郎 それは、本当にめちゃくちゃ悔しいです。この試合のために一生懸命練習してきたのに、まったく結果出せなかったですからね。僕の力が１０あるならば、その内の1も出てないです。体も痛んでないんで、今日、明日にでも試合したいです。 |
| ― それならば、11月の新日本キック協会が主催するTITANSに出場するっていうのは？ |
| 小次郎―出れるならば出場したいです。強い相手と対戦したいです。 |
| ― TITANSでは、ブアカーオがでる予定ですが、対戦したいですか？ |
| 小次郎 ブアカーオが相手してくれるならば、戦いたいです。 |
| ― 他の大会へ参加する意向はあるのですか？ |
| 小次郎 オランダで試合したいです。今、ヘビー級でも、レミー・ボンヤスキー選手やアーネスト・ホースト選手なんかが活躍しているじゃないですか！ オランダのキックの選手って強いみたいなんで、修行したいです。また、以前にもタイで武者修行したように精神的な強さを身につけたいです。あとは、トリッキーな動きやパフォーマンスの重要性をもう少し考えていきたいですね。同じ事言いますけど、本当に今すぐ試合したいです。 |
| ― その試合をしたい貪欲な気持ちがあれば精神的に落ち込んでいる様子はないですね。 |
| 小次郎 精神的に参っていないといえば嘘になりますけど、今日みたいに試合終わって二日後には負けてもヴェルファーレで遊べるんだから、タフなんですかね。少しは落ち込んだほうがいいのかなぁ（笑）。敗戦して終わったことについては、その事実をしっかり受け止めて次のことを見定めて突き進むのみですよ。これから先の僕の未来は明るい煌びやかなものだと信じて、鍛錬の日々をすごしていきます。ミルコ選手もそうじゃないですか！ |
| ― どういう意味かな？ |
| 小次郎 ミルコ選手ってPRIDE・GP開幕戦で各下のランデルマンにあっさり負けちゃったじゃないですか。その敗因がきっかけで、一度光を無くし掛けていたけれども、そこから毎月強行試合を行い、勝ち星を積み重ね、今の地位を再度築き上げたわけですよ。僕も同じ歴史を歩みたい。先日の１RKO負け惨敗という十字架を背負って次へ挑みたい。試練が大きければ大きいほど燃えます。ハードルって高くなければ楽しめないですよ。だから、これからが本当の意味での戦い。11月TAITANS出場↓12月オランダで単身武者修行での試合↓年末ダイナマイト出場って実は考えています。プロモーター側が決めることだから、どうなるかわからないけど、僕の真実の強さを見せたい。 |
| ― そうですか。強い気持ちが伝わりますね。是非とも次の試合頑張って下さい。 |
| 小次郎 はい。頑張ります。 |
