■衝撃!ハッスルを知らない!
アントニオ猪木
スペシャルインタビュー!
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■“WE ARE ALL ONE”
須藤元気インタビュー!
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― 井上康生が格闘技界へ参戦してくる件についてお話を聞きたいのですが…。K-1谷川さんが、康生獲得へ意欲的であると新聞でとりだたされていた件についてはどう思いますか?
猪木:仮に参戦するならば、大きな可能性を秘めているんじゃないかな!?ただ、可能性の高い選手というのは、様々な抵抗を大きく受けてしまう。そこをどのように、クリアーしていくのかが問題なのだと思うよ。飛行機っていうのは、空気の抵抗なくして上昇はありえないだろう??抵抗が大きくなれば、それだけ高く飛べるのだよ!羽ばたくためには、大きな力を大きな力で制御しなければならない。井上康生は、柔道家である枠を飛び越えて、格闘技を選ぶならば、柔道家として今までの歴史に一つ終止符を打ち、今までしたきたすべてを失わなければならない。そうして、より大きなチャンスをつかむために羽ばたくわけだから、それ相応の覚悟を持って実行へうつさなければならない!はっきり言えば、金メダルを取ったところで、アマはプロのように莫大な金にかえられるものじゃない。金メダルとって、最後はお払い箱になるだけ。後は指導者になって、地味な人生を送るだけだろ。それが、プロの格闘技を選ぶならば、大きな金と、大きな名声を手に入れる。求めるものをどこに絞るかだな!
ただ、綺麗事ばかりで、事実という汚いものにふたをしてしまうような結果だけは見たくないな!!それから、政治や社会全体のこと、またはマスコミにも言えるが、つまらないスキャンダルで、そういった未来ある若い選手を潰さないでほしい!!とにかく、参戦するならば期待したいな!
―猪木さんの歴史を振り返ると、体は心身ともにボロボロですね!!体の調子はどうなんですか?
猪木:時期は首の調子が悪くて、手術しないと治らないとまでいわれたけど、そのままにしてるよ。今は、腰の調子が悪くてねぇ〜!いい加減に無茶はやめて、少しは体を労わらないとなぁ(笑)
−話は変わりますが、ニューヨークにいて猪木さんが発掘した人材はいたりするのですか?
猪木:ニューヨークに在住する身近な人間で、俺の期待に答えてくれそうな格闘家は今のところいないのだよ。
ただ、知人を伝って、今、探し始めている感じかなぁ!いいのが見つかれば、もちろん日本につれてくるよ!
― 藤田選手は、ニューヨークで猪木さんと行動を共にしたりするのですか?
猪木:藤田は、ニューヨークに来ないよ。日本で仕事があるときは一緒になることもあるけど、今はあまり接点がないから一緒に行動することは少ないなぁ。
― 日本での滞在後はどちらへ行かれるのですか?
猪木:北朝鮮行くよ(笑)。北朝鮮のテコンドー世界大会(ITF)に俺が少しお手伝いをしたいと思っているのだよ。俺が、一人ぐらい連れていって大会に出すのか、俺が運営にも少し携わっていくのかは、これから考えていくのだけどね。
― 猪木さんがテコンドーの件にも絡んでいくとは!!テコンドーの地味なイメージに対して少しは変化をもたらすかも!!
猪木:なぜ、俺が北朝鮮へ行くかというと、10年ほど前に平和というイベントを力道山の件で行った時にさかのぼるんだよ。今は小泉さんが日朝正常化交渉を掲げる一方で、民間交流はストップしている。あんまり大きな事を言うと売名行為だと言われちまうが、俺が言うのもなんだけど、拉致問題はやっぱりあってはならない!俺の理論には反する国際問題といえる。
だけれども、それはみんなが知らない歴史の紐を解け切れていない事実がこのような問題を抱える結果につながっているのもその一方で認めなければならない。
事実、力道山は在日朝鮮人であり、その力道山が師匠である以上は、残された俺らは、少なからず、師匠の意思をついで民間交流をすることで打ち解けていく必要はあるんじゃないかな!!
― 国際問題まで考えているとは・・・考えのスケールのデカさに驚かされます。
猪木:俺が影響力を与えられれば最高だなぁ!
 ― タバスコ以外で、食品ビジネスを新たに考えているのがあったりするのですか?
猪木:まぁ〜色々考えているんだけど・・・今はそれよりもニューヨークで飲食店を開こうと考えていんだよ。12番街に住んでいるんだけど、その近くに和食のダイニングバーなんかいいかなぁと思っている。
― ずばり!!『猪木ダイニング』なんてどうですか?
猪木:いいなぁ〜!それ!!
― ネーミングの際には、候補の一つに是非とも検討してみてください!
― それから、創刊に対して、闘魂注入の意味を込めて、『闘』という字を書いていただきたいのですが!
猪木:いいですよぉ〜!!
―ありがとうございます。
 
(C)モッツ出版

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