■衝撃!ハッスルを知らない!
アントニオ猪木
スペシャルインタビュー!
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■“WE ARE ALL ONE”
須藤元気インタビュー!
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― 興行の団体枠を超えて、以前行った国立競技場でやった屋外イベントダイナマイトを今一度、来年あたり、猪木さんの仕切りで観たいのですが、それに対してはどう考えていらっしゃいますか???
猪木:俺が間に入って、K-1とPRIDEの関係をお互いのマイナスイメージにならないようにできれば、それは最高なことだけれども、今はそういった状況ではないのではないかな!!お互いが協力するよりは、競い合って対立しているほうが今はいいと思うよ。お互いが罵り合ってナニクソ〜って、やっていくのがいいんだよ!!空を舞って、競技場へ降り立つのは、もういいやぁ〜!!あれって、ゆっくり試合を観戦できないから、疲れるんだよなぁ(笑)今度は戦車かなんかで登場しようか??
― すごいこと考えますね!!
― では、ジョシュ・バーネット選手がPRIDEやK-1ロマネックスに参戦する件はどう思います??
猪木:そうだなぁ〜バーネットvs藤田だったらK-1ロマネックスで実現可能じゃない!!俺が近い将来かなえる事も出来るし!!
−観たいですね!!
猪木:今、新日本プロレスは俺がもう一度、喝を入れる意味で先頭にたってやることになったんだが、、バーネットをプロレスラー新日代表として、PRIDEやK-1に出していくのは考えたいと思っているよ!!
― っという事は、ジョシュ・バーネットvs→ヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、シウバなどのPRIDE選手や、K-1ロマネックスにてゲーリー・グッドリッジやドン・フライ選手などと総合ルールの試合を観れるのですね!!!
猪木:近い将来に確実にファンの気持ちを鷲掴みにする試合をお披露目できるんじゃない!?
― 猪木さんはバーネットがK-1ロマネックスとPRIDEのどちらに参戦するのがいいと思いますか??
猪木:バーネット本人がパンクラス王者として他団体との壁を越えて考えるならば、PRIDEを土俵にするべきじゃないかな!ただし、新日のプロレスラーとして彼が考えるならば、それは、K-1で進めるべきと思うよ!!どちらにしても、彼は、世界一の称号をほしいと思っているのは間違いないことであり、それだけの力を持っているという事は、既に関係者やファンの皆が気づき始めている事なんじゃないかなぁ。
 ― 安田選手については??
猪木:安田は駄目だな!!せっかく2年前のボンバイエでチャンスをつかんだのに、その後遊んじまったから、チャンスをつかみきれていないのだよ。もっと言うと、選手というのは、第一声が大切であり、練習をしていないとか、まだその時期ではないなど、ファンが敏感に反応してしまうような発言は駄目なんだよ!安田はそういった弱い部分を持っている。ファンが喜ぶ選手って言うのは、プロっていうのはハッタリ言ったり、おぉーやってやろーじゃないかぁ!!と言う強い意志を感じるのを言うんだよ。そこに逃げがあっては負けてしまう。格闘技の試合に対して、怖いと思うのは当たり前!!でも、その恐怖を克服できてこそ、格闘家!そこに精神のぶつかり合いがあるからこそ、格闘技の醍醐味があるのだよぁ!
― 様々な選手がどのように絡み合っていくのか楽しみですね。
― ちなみに、猪木さんが経営に入って、新日本プロレスはどうなっていくのですかぁ??
猪木:俺が入らなければ、親日については、潰れはしなかっただろうけど、5年、10年経った段階でとんでもない会社になっていったとおもうよ。大変難しい話になるんだが、S字カーブ理論(「S字カーブ理論」とは、技術開発の進展と製品性能の成長の関係を表す。技術開発の初期は製品性能はゆっくりと向上するが、しだいに性能の向上の幅が大きくなる。しかし次第に技術開発が成熟段階に入ると、性能向上は逓減していく。この技術開発と製品性能の関係がS字に表されるため「S字カーブ理論」と呼ばれている。該当技術が次世代技術に追い抜かされるまでを競争順位期間と考えることができる。しかし、追い抜かされるタイミングと技術の変遷は一致しないこともある。)に基づいて歴史を重ねていっている。歴史の紐を解いていくと、順を追って清浄期→成熟期→衰退期と進んでいくのだが、今プロレスは衰退期だと思う。衰退期に入っているプロレスとは、明日があるか分からない状況で、言葉を変えれば、明日が無い!!危機感を感じる事で行動の変化を持ち、新しい発想を持ち込んでいく事が大切なのだよ。俺のことを言えば、アリ戦、異種格闘技など、プロレスの枠をはみ出すことの連続であり、そういったことで衰退期から、今一度清浄期へ向かったりすることが出来るんだよ。外へはみ出すということを考えると、ヨーロッパやアフリカ、さらに中東などの色々な国を飛び越えて枠をはみ出したりもしたな。当時は日本の中で小さくまとまることよりも、外へ羽ばたくことが大切だった、思い返せば、そこそこやってこれたんじゃないかなぁ!今は、日本を中心に日本の中だけで格闘技や、プロレスをやっているようにしか見えない。そこに変化を求めたい。ただ、この数年間で日本が格闘技大国として、世界の中心になっているという実績があるのが、日本から飛び出せない理由なのかもな!!
 ― プロレスラーの八百長について??
猪木:命がけでプロレスやることは八百長とは言わない!!!だからプロレスラーとして誇りをもって、ルールに則り、遂行する事が大切なのだよ。
四角いリングと三本のロープのあの空間で知恵を使って、戦うレスラーに対して八百長はないな!!
 ―そうですね。
(C)モッツ出版

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